2018-12-27

軽視される自衛隊員の生命

「世界の軍隊で衛生兵がモルヒネを持つことができないのは自衛隊だけだ」「自衛隊には交戦規定がない」


2018-12-25

半世紀を経ても変わらぬ伝統

『北の海』井上靖

 ・半世紀を経ても変わらぬ伝統

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也

 なぜここまで熱くなれるのかというほどのストレートな情熱だった。はじめのうちざわついていた100人以上の高校生たちは静まりかえった。
「井上靖(やすし)さんの『北の海』という自伝小説があります。これは、ぜひみなさんに読んでほしい本です。戦前の高専柔道の姿がリアルに描かれています。そのなかに大天井(おおてんじょう)という名前の豪傑の浪人生が出てきますが、その大天井のモデルになったのが、いま名大の師範をしてくださっている小坂光之助(こさかみつのすけ)先生です」
 主将が紹介すると、隣に座っていた肩幅の広い老人が立ち上がって頭を下げた。
 君たちは、今日、名大生に寝技に持ち込まれて歯が立たなかったでしょう。何もできなかったでしょう。でも実はうちの部員の何割かは大学から柔道を始めた選手です。君たちも数年間この道場で寝技の猛練習に耐えれば、ああいった寝技を身に付けることができます。それが七帝(ななてい)柔道です――。

【『七帝柔道記』増田俊也〈ますだ・としなり〉(角川書店、2013年/角川文庫、2017年)】

 実は本書で『北の海』を知った。柔道には全く興味がなかったが、それでも読まずにいられない迫力に満ちている。私は中学で野球をしており、2年でレギュラーとなり3年で4番打者を務め、札幌で優勝した。高校ではバレーボールをやり、元国体選手のOBから「あと10cm身長があったら天下を取れる」と言われた。そこそこ努力してきたつもりであった。ところが本書を読んでそんな思いは吹っ飛んだ。努力の次元が違う。自衛隊でもこれほどの訓練はしていないだろう。もはや苦行のレベルである。部員勧誘のオルグ活動にあざとさがないのは、ひたすら勝つことを目指す純粋な思いに駆られているためだ。増田が進学した北大は勝てなかった。最下位から抜け出ることもできなかった。それでも汗まみれ、涙まみれの青春が美しい。七帝柔道は講道館柔道のようなスポーツではない。試合では事もなげに相手の腕を折る。

七帝柔道記 (角川文庫)
増田 俊也
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英ガーディアン紙「中国は世界のメディアでプロパガンダ工作を行っている。日本では毎日新聞だ」

七帝柔道のオルグ活動

 ・七帝柔道のオルグ活動

『七帝柔道記』増田俊也
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也

「僕、吉原に親戚があって、そこの親父さんが亡くなったので、葬式に来たんですよ。来たついでに、沼津中学と静岡中学に優秀な選手が居たら、それを四高へ引っ張ろうと思いましてね」
と言った。
「静中へも行きましたか」
「行きました。選手10人を全部並べておいて、一人残らずみんな締めちゃった」
「ほう」
 ほうと言うほかなかった。今日の調子では、それが大言壮語であるとも思えなかった。この小柄の青年は次々に中学の柔道部の選手たちを締めてしまったことであろう。
「ここらの中学は寝技を知らないから、僕みたいなのにも、簡単にやられちゃいますよ。どうですか、四高へ来て、柔道をやりませんか。みっちり3年やれば相当強くなります。あなた方は立技がきくから、僕みたいに立技を知らない者の寝技とは違って、本当に強い寝技の選手になれる」

【『北の海』井上靖(中央公論新社、1982年/新潮文庫、2003年)】

 井上靖の自伝三部作は『しろばんば』、『夏草冬濤(上)』『夏草冬濤(下)』、本書となる。よもや井上が七帝柔道の経験者とは知らなかった。

 その熱と力に脱帽した。熾烈(しれつ)の度合いが修行の域にまで達している。何にも増して彼らのオルグ活動にはさすがの創価学会や共産党もかなわないだろう。帰省先で目ぼしい選手を見つけ出し、会ったことすらない先輩から熱烈な手紙が届くのだ。旧制四高(しこう)は現在の金沢大学である。大正前半において四高柔道部は7連覇を成し遂げているので名門といってよい。

 井上靖は複雑な家庭環境があり5歳の頃から祖母の手で育てられた。成績は優秀だったが、どこか世間を斜めに見ているところがありニヒリズムに傾いていた。そこで柔道と出会う。

 私にとっては静岡の方言が目新しく、昭和初期の礼儀正しい振る舞いが新鮮であった。

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北の海(下) (新潮文庫)
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2018-12-23

御書

 あるお年寄りに御書(日蓮遺文)を読んであげた。相手は私が学会員であることを知らない。手始めに「如説修行抄」を、続いて「諸法実相抄」を読んだ。どちらもほぼ暗記している。お年寄りは吃驚仰天(びっくりぎょうてん)し、素っ頓狂な声で「素晴らしい!」を連発した。読み方の巧拙ではない。私の気魄(きはく)を感じ取ったのだろう。正直に言うと学会っ子の血が騒いだよ(笑)。経験は生かされる。人生の思いがけないタイミングで。

御書に関するFAQ

天皇陛下85歳 平成最後の誕生日会見

2018-12-22

竹山道雄との出会い

 思うに、人間のヒューマニスティックな感情は、ある連帯的な関連の中ではじめて保証された姿をあらわすものではないのだろうか。良心は場所を選ぶのではないだろうか?(「妄想とその犠牲」)

【『西洋一神教の世界 竹山道雄セレクションII』竹山道雄:平川祐弘〈ひらかわ・すけひろ〉編(藤原書店、2016年)】

 今年の読書遍歴では竹山道雄との出会いが最大の収穫であった。個人的に2009年前後からキリスト教関連書籍を読み漁ってきたが、本書と『みじかい命』(新潮社、1975年)で止(とど)めを刺した感がある。私にとってはそれほどまでに強烈であった。「妄想とその犠牲」は『文藝春秋』1957年(昭和32年)11月号、1958年(昭和33年)1~4月号に掲載された評論である。ナチスドイツが行ったホロコーストを凝視し、その原因はキリスト教にありと鋭く喝破している。戦前の日本では同盟国の元首たるヒトラーを手放しで礼賛する言論が他を圧する中で、竹山はたった独りで批判してみせた。「これほどの日本人がいたのか」というのが率直な感想である。

西洋一神教の世界 〔竹山道雄セレクション(全4巻) 第2巻〕
竹山 道雄
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みじかい命 (1975年)
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2018-12-21

斎藤一人「地球が天国になる話」(毒親からの解放)

 かれこれ10年ほど前にCDを手に入れた。斎藤一人〈さいとう・ひとり〉は「銀座まるかん」の創業者で、かつて公開されていた頃は度々納税日本一になっていた人物である。CDは1000円で2枚組×10セットも送られてきたため、何人かの学会員にも贈呈した(※動画は2枚分を収録/最初に紹介した動画は付録であったため差し替えた)。

2018-12-20

排除する組織



猫を救助する犬


 犬を引っ掻くのは猫の本能であり、猫を助けるのは犬の本能なのだろう。フランス・ドゥ・ヴァールは「“思いやり”も本能である」と指摘している。

あなたのなかのサル―霊長類学者が明かす「人間らしさ」の起源
フランス・ドゥ ヴァール
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2018-12-12

自民、参院選「2人目」論に創価学会激高

 ただ、公明にも「対抗策」がある。麻生の2人擁立論について10日に報告を受けた支持母体創価学会の主任副会長、山本武は怒りを押し殺した。「自民が本気で福岡に2人目を出すというなら、九州の他県の選挙区は全て推薦をしない」(2018/12/11付 西日本新聞朝刊

 麻生氏は11年の知事選で小川氏擁立を主導。公明党や当時政権与党だった民主党との相乗りに道筋を付けた。県関係者は麻生氏を「小川県政の生みの親」と評す。
 だが、16年の衆院福岡6区補欠選挙を境に、両者の関係は急速に悪化した。麻生氏は補選で、自民党県連が推す県連会長の長男を支援して敗北。小川氏が「中立」を保ったことに激怒し、以降、県などの行事で小川氏と同席しても会話することさえ拒んでいる。(2018/04/23付 西日本新聞朝刊

 それでも、麻生氏は「3人区は原則2人を出すのが自民党としての責務」と党選対本部に指示。候補探しを続けている。
 自民県連幹部は夏前、公明の支持母体である創価学会の九州幹部との間で「2人目は立てない」と密約を交わした。麻生氏の言動に、公明党県本部幹部は「来春の統一地方選で、自民はうちの支援がほしくないのか」と不信感を抱く。(2018/08/30付 西日本新聞朝刊

 小川洋福岡県知事は、一昨年に行われた衆院福岡6区の補選で、県連推薦候補の選対本部長を務めた麻生氏の応援要請を断った。小川県政の「生みの親」を自負してきた麻生氏の怒りは凄まじく、来年4月の県知事選に向けて新たな知事候補の擁立を図る構えだ。しかし、福博の財界が主体となった小川3選への流れは強まる一方。候補者は見つからず、麻生氏の思いは遂げられそうにない。(HUNTER 2018年9月26日 08:10

2018-12-07

中国共産党によるウイグル人弾圧の実態

 軍事力を持たない民族はかような目に遭う。

2018-12-02

宗教を信じる方が良いと考える割合

 しかもよくよく吟味すれば、それは「自分が信じる宗教」を指すのであって「他人が信じる宗教」はたやすく否定される。宗教という宗教がテキストを重視し、教条に支配されれば、人間の精神は必ず独善に向かう。インドはヒンドゥー教、欧州はプロテスタント、韓国はキリスト教と仏教が多い。

2018-11-21

2017年のベストセラー第1位

「アハハハ」
 とお医者さんは笑う。私も笑う。
「あなたはいつも気持が明るい人だからいいですな」
「アハハハ」
 とまた私は笑う。この笑いに籠(こも)るいうにいえぬ悲哀を誰が知る。
 今は死への序曲なのである。

 若者は夢と未来に向って前進する。
 老人の前進は死に向う。
 同い年の友達との無駄話の中で、我々の夢は何だろうということになった。
「私の夢はね、ポックリ死ぬこと」
 と友人はいった。

【『九十歳。何がめでたい』佐藤愛子(小学館、2018年)】

 2017年のベストセラー第1位である。既に128万部を突破しているそうだ。凄いね。佐藤愛子佐藤紅緑〈さとう・こうろく〉の娘で、1969年に直木賞を受賞している。そして昭和40年代からの学会理解者でもある。明るく、さっぱりした性格の持ち主で、藤原ていと共に忘れ難い人物だ。

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2018-11-19

「新しい歴史教科書をつくる会」の志

『決定版 国民の歴史』西尾幹二

 ・「新しい歴史教科書をつくる会」の志

 このほど西尾さんが、『国民の歴史』という【大きな】本をお書きになられました。それはボリュームや「部数が何十万部売れた」といった量的なインパクトの大きさだけではなく、日本人の知性や歴史への視線に与えた影響という点で、非常に大きなものがあったという意味です。(中略)
 結局この本で何が一番「大きい」かというと、私は内容が突きつけているものだと思うのです。この本はいくつかのテーマをを合わせたテーマ論集のようになっていますが、それぞれの論点をつなげると、一つの体系を持った日本文明論が見えるという、何よりも論としてのスケールの大きさを持っています。いい換えると、日本史をタテに貫く一つの大きな史観が、はっきりと提示されているのです。
 こういう類の本は、戦後はおろか、戦前の史学書などを見ても、あまり例がないように思います。戦前にも日本文明論はいくつも出ていますが、概念的に書かれたものばかりです。とくに最近の研究成果や史観の変化という動向を踏まえつつ、多くの論点を併せ持ちながら、全体として独自の明確な史観をこれだけのスケールをもって展開した本は、ほかになかったと思います。(中西輝政)

【『日本文明の主張 『国民の歴史』の衝撃』西尾幹二、中西輝政(PHP研究所、2000年)】

『国民の歴史』に対して保守論客の第一人者である中西輝政が真っ先に反応した。実に清々(すがすが)しい態度である。専門家であればあるほど「生意気だ」とか「畑違いだ」といった安易な批判に陥りやすい。初めての対談でありながらも肝胆相照らす雰囲気が漂い、深い学識が通う。

 日本近代史が見直されるきっかけとなったのは「新しい歴史教科書をつくる会」(1996年)の発足であった。当時は右翼学者の集まりだと多くの人々が思った。私もその一人である。何も考えずに軍国主義と結びつける声が目立った。西尾幹二は初代会長を務めた。

 日蓮系と同様で正義を掲げる人々には分裂しやすい傾向がある。「つくる会」も例外ではない。小林よしのりや西部邁〈にしべ・すすむ〉が去り、そして西尾も去っていった。更には出来上がった教科書があろうことか谷沢永一〈たにざわ・えいいち〉にこき下ろされる始末であった。

 有為転変はあったものの「つくる会」の志は確実に時代の新しい扉を開いた。戦後70年にもわたって続いた呪縛を解いた。正しい歴史認識で自虐史観の正体を暴いた。21世紀に入り顕著となったこの風潮が実は安倍政権を力強く支えている。

日本文明の主張―『国民の歴史』の衝撃
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2018-11-16

地上波が報じない黄砂のいい影響/共産党志井委員長のデマツイート

 池上彰と武田邦彦の差がジャーナリストと科学者の差であると思う。アウンサン・スーチーの話は常識だ。武田が出る虎ノ門ニュースを私は必ず2回見ている。

2018-11-15

諸国家を超えた正義の視点は成り立つのか?

 ・諸国家を超えた正義の視点は成り立つのか?

『日本文明の主張 『国民の歴史』の衝撃』西尾幹二、中西輝政

 当時の戦勝国がぶつかった問題は、ナチスドイツが軍事的な要請からではなく、それとはまったく無関係に600万のユダヤ人、50万人のジプシー、200~300万人に及ぶ東欧諸国の人々を集団収容所で殺戮(さつりく)した事実が明らかとなり、その計画的な大量殺人を見逃(みのが)すわけにはいかないという端的(たんてき)にその一事であった。そこでまったく新しい人道に対する罪 Crime against Humanity という名における事後法承知の措置(そち)がとられたのである。ニュルンベルク裁判は、勝者の一方的な報復裁判といわれた東京裁判に比べれば、今述べた事情からはるかに多く普遍的正義の立場に立っていると、自己弁解する余地がありうる。ナチスドイツの民族的絶滅政策が通例の戦争犯罪とは異なる、弁解の余地のない惨劇であったがゆえに、戦勝国側は日本に対するのと違って、一義的な正義の立場をとりやすかったためと思われるからである。
 しかし、ニュルンベルク裁判を可能にする正義の視点とはいったいなんであろう。諸国家を超えた正義の視点は、はたして成り立つのか。 Humanity に当たるドイツ語 Menschlichkeit は人道であると同時に「人類」の意味である。humanity も humankind の意味であり、まさに「人類に対する罪」と訳されるべきだろう。本章の冒頭に掲げた「人類の法廷は可能か」以下の一連の問いがまさにここで初めて大規模な形式で地上に提起されたのだった。
 しかしここで立ち停まってよく考えていただきたい。その正義の視点も、しょせんは戦勝国の力の結果であった事実は争えない。ドイツは力によって沈黙させられたのである。それが民主主義の勝利、理性と善の勝利であったなどというのは作り話であって、力が一定の効果を収めたあとの結果にすぎない。

【『決定版 国民の歴史』西尾幹二〈にしお・かんじ〉(文春文庫、2009年/単行本は西尾著・新しい歴史教科書をつくる会編、産経新聞社、1999年)】

 百田尚樹の『日本国紀』と併せて読むといいだろう。蒙が啓(ひら)かれる読書の醍醐味を味わうことができる。

 西尾幹二は毀誉褒貶の多い人である。私が注目したのは福島原発事故の時だった。ネット番組の座談会で「これまでは原発推進に賛同してきたが反対せざるを得ない」と言い切ったのだ。武田邦彦も同様だが素直に過ちを認める姿勢は真理を探究せんとする学者の本領から発揮されたものだろう。「君子(くんし)は豹変(ひょうへん)し、小人(しょうじん)は面(おもて)を革(あらた)む」(『易経』革卦〈かくか〉)とはこのことである。多くの場合、思想や立場、所属組織などが邪魔をして自己の主張にしがみつくタイプが多い。

 西尾はまた見るからに傲岸不遜な印象を受けるが実は情の人である。無名の西尾に注目し表舞台に引っ張り上げたのは三島由紀夫だった。二人はたった一度だけ会った。西尾はその出会いをしっかりと心に置いた。三島が自決すると進歩的文化人は時代錯誤も甚だしいと声の限りを尽くして嘲笑した。西尾は文学者としてペンをもって三島を擁護した。著名な評論家に対しても恐れることなく真っ向から批判し抜いた。

 東京裁判の目的は日本を悪役に仕立てることで原爆ホロコーストと東京ホロコースト(東京大空襲)で無差別に非戦闘員を殺戮した米軍の罪を隠すことにあった。更に白人帝国主義を終焉に至らしめた日本を二度と立ち上がることができないようにしておく必要があった。いわば第二次世界大戦後の日本のシナリオが作成されたわけだ。GHQは7年間の占領で完全に日本から牙を抜いた。

 諸国家を超えた正義の視点が成り立つことはない。だから国家は戦争という手段を手放さないのだ。戦争は外交の延長に位置する。人類の歴史は戦争の歴史である。我々は戦争が大好きなのだ。この事実を認めずして平和を説いても意味がない。学校からいじめがなくならいのはなぜだ? いじめが好きだからだよ。

 結論――「諸国家を超えた正義の視点」から戦争は行われる。

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2018-11-14

アフガンの英雄

マスード



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2018-11-13

原爆投下映像に思わず拍手するオバマ大統領

 みなべ蔵之介(@tomorrows333)氏のタイムラインで知った。プーチン大統領を見直した。オバマが大統領時代に行った核軍縮は古くなった核兵器を廃棄しただけのこと。政治家が語る平和には人々を欺く目的がある。

『日本国紀』が発売日の時点で40万部のベストセラーに


日本国紀
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2018-11-09

美しい物語に隠された嘘

周恩来 日本を最も愛した中国人

 ・口先だけの革命の本質は反革命
 ・美しい物語に隠された嘘

「あの店はあなた方、外国同志達のためにあるのです。私もあの店の洋菓子がおいしいことを知っています。でも今は食べません。もう少ししたら、我々は今の困難(100年振りの大災害による食糧不足)を克服して6億人民全部がいつでも好きなだけ、おいしい菓子を食べられるようになります。そうしたら食べます。その時は、おいしい菓子が一段とおいしく感じられるでしょうから、その時までとっておきますよ」
 と言って笑った。彼はその日、中国の笑い話やことわざについて色々と話してくれ、僕達を腹の皮がよじれるほど笑わして帰っていった。しかし、彼の前に出されたシュークリームはそのまま残っていた。僕達一家4人は、同じように手をつけなかった菓子を前に、妙に白けた気持ちになった。僕は苦いものを飲み込むようにそれを食べた。少しもおいしくなかった。

【『青春の北京 北京留学の十年』西園寺一晃〈さいおんじ・かずてる〉(中央公論社、1971年)】

 昭和40年代以前に入会した学会員の家には「必ず」と言ってよいほど書棚に並んでいる一冊である。一般書の少ない我が家の本棚にもあった。私は二十歳前後で読んでいたく感激した覚えがある。西園寺一晃は国交回復前の中国で思春期を過ごした。その後、阿部vs.池田紛争や日中友好に関する記事で聖教新聞に登場した時は「あの西園寺か!」と驚いたものだ。

 ピンポン外交が日中友好に果たした影響は大きい(周恩来の動画を参照のこと)。後藤鉀二〈ごとう・こうじ〉日本卓球協会会長(アジア卓球連盟会長、愛知工業大学学長でもあった)をバックアップしたのが一晃の父・公一〈きんかず〉であった。戦時中に西園寺公と呼ばれた公望〈きんもち〉の孫に当たる。

 公一はマルクス主義者で中国のスパイであった。 過去にはゾルゲ事件に連座して公爵家廃嫡となっっている。果たしてスパイの子もまたスパイとなるのであろうか? なる、と私は考える。なぜなら共産主義・社会主義勢力の息が掛かったスパイは、職業(公務員)スパイと異なり国益ではなく思想に基づく行動であるからだ。

 35年前に私がノートに記したテキストを今読むと全く異なる風が胸の中を吹く。「100年振りの大災害による食糧不足」との括弧書きこそ左翼の真骨頂を示している。無論、若い私には知る由もなかった。今なら、ちょっと検索しただけで誰でも知り得る程度の低い嘘である。

「大災害」と書いてあるが実際は毛沢東による失政(大躍進政策)が直接的な原因だ。更に「食糧不足」と極めて控え目な表現をしているが、この時2000~4000万人の中国人が餓死しているのだ。毛沢東は人類史上においてスターリンに次ぐ大虐殺者とされるが、これは餓死者数を含んでいるためだ。

 正義を信ずる者は目的のために嘘をつく。マクドナルドで正義を注文すればセットメニューで欺瞞を勧められることだろう。美しい物語に隠された嘘を見抜け。

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顕正会の会員が200万人増えた!?

2018-11-08

死後の世界を量子論で科学する

 これは発想の方向がまずい。仮に死後の世界があったとしても我々が想像するような世界ではないし、なかったとしても誰も困らない。

2018-11-07

祖国愛の欠如

『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』小林よしのり
『祖国とは国語』藤原正彦

 ・近代的合理精神の破綻
 ・祖国愛の欠如

 祖国愛に対しては、不信の目を向ける人が多いかも知れません。「戦争を引き起こす原因になりうる」などと、とんでもない意見を言う人が日本の過半数です。
 まったく逆です。祖国愛のない者が戦争を起こすのです。
 日本ではあまりよいイメージで語られない「愛国心」という言葉には、2種類の考えが流れ込んでいます。一つは「ナショナリズム」です。ナショナリズムとは、他国のことはどうでもいいから、自国の国益のみを追求するという、あさましい思想です。国益主義と言ってよい。戦争につながりやすい考え方です。
 一方、私の言う祖国愛は、英語で言うところの「パトリオティズム」に近い。パトリオティズムというのは、自国の文化、伝統、情緒、自然、そういったものをこよなく愛することです。これは美しい情緒で、世界中の国民が絶対に持っているものです。(中略)
 わが国が現在、直面する苦境の多くは、祖国愛の欠如に起因すると言っても過言ではありません。

【『国家の品格』藤原正彦(新潮新書、2005年)】

「品格」ブームを巻き起こしたベストセラーである。私は藤原のデビュー作から読んできた古いファンの一人である。小林よしのり作『戦争論』と本書の2冊が社会に与えた影響は大きい。東京裁判史観の迷妄を打ち破ったといっても過言ではない。更に「新しい歴史教科書をつくる会」(1996年設立)に対する誤解まで解いた。

 私が日本の近代史を見直したのは2014年からのことで目覚めるのがやや遅すぎた感がある。創価学会を通して身に染み込んだ左翼思考がどれほど根深いものであるかを思い知った。佐藤優〈さとう・まさる〉が『小説 人間革命』を持ち上げるのも同書が左翼史観に貫かれているためだ。佐藤ほどの博覧強記であれば当然、ゴーストライター説は知っているはずだ。それを知った上で敢えて称賛するところに佐藤のあざとさがある。

 もともとポリティカル・コレクトネスは白人による人種差別を覆い隠すために編み出された概念である。日本に人権という概念がなかったのは、逆説的に言えば人権を踏みにじられることが少なかったからである。奴隷も存在しなかったし、魔女狩りのような大虐殺の歴史もなかった。

「戦争ほど、残酷なものはない。戦争ほど、悲惨なものはない」と書きながら欧米列強の帝国主義に触れていないのは典型的な左翼の論法である。日本があの戦争に立ち上がらなかったならば、アジア、中東、アフリカは今もなお植民地であり続けたことだろう。

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21世紀の宗教改革: 小説『人間革命』を読む
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周恩来 日本を最も愛した中国人

 ・周恩来 日本を最も愛した中国人

美しい物語に隠された嘘

 ややプロパガンダ色が強いがいい内容だ。池田も登場する。BSテレビ東京の番組か。

2018-10-28

江戸の識字率はほぼ100%

 江戸の識字率は、世界でもまれに見るくらいの高さでした。江戸市内だったら、ひらがなに限っていえば、ほぼ100パーセントで、当時のロンドンやパリと比べても群を抜いています。絵草紙(えぞうし)でもなんでも、漢字の脇に仮名が振ってあれば読めました。ただし、黙読ができないので、声に出して読まないと頭の中に入っていきません。高札場(こうさつば)などに御触(おふ)れが立つと、集まった人々が各々声に出して読むので、輪唱のようになってしまいます。貸本(かしほん)などでも、座敷の中でひとりが読んで、女性が出るところになると「じゃあ、女将(おかみ)。ここから読んでくれ」と、バトンタッチして、それをみんなが聞くというように4~5人で楽しみました。

【『お江戸でござる』杉浦日向子〈すぎうら・ひなこ〉(ワニブックス、2003年『お江戸でござる 現代に活かしたい江戸の知恵』杉浦日向子監修、深笛義也〈ふかぶえ・よしなり〉構成/新潮文庫、2006年)】

 戦後、日本の歴史学はマルクス史観に汚染されてしまった。進歩という物差しを当てれば、戦前は暗黒時代でなければならない。こうして封建制度=悪という図式が示された。ま、百姓が年貢に苦しめられるってな史観だわな(笑)。

 誤解している人や知らない人が多いが、大東亜戦争で日本はアメリカに敗れたもののイギリス・オランダ・フランスには勝ったのだ。日露戦争で世界史上初めて有色人種国家が白人国家を打ち負かし、帝国主義の下で喘いでいた有色人種は色めき立った。インドのガンディーも狂喜したと伝えられる。大東亜戦争序盤の快進撃もアメリカ黒人などに大きな影響を与えた。それまでは有色人種というだけで誰一人白人と戦おうともしなかったのだ。

 日本を斥(しりぞ)けたアメリカであったが、玉砕するまで戦うことをやめぬ姿勢や、我が身を犠牲にした神風特攻隊を見て、心の底から日本人を恐れた。GHQは占領政策として二度と日本がアメリカに立ち向かってこないよう様々な仕掛けを施した。「眞相はかうだ」という番組をNHKラジオで放送し、日本軍を貶める宣伝工作を行った。謀略の最たるものが憲法の制定である。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」だと? 自国の安全と生存を「諸国民」に委ねる馬鹿がどこにいるだろうか? まして隣には長年にわたって反日教育を行う韓国と中国が控えているのに。

 敗戦後は日本語のローマ字化という案も出されたが何とか回避することができた。文字が変わると歴史が断絶してしまうのだ。

 古き日本は教育大国であった。寺子屋文化が百花繚乱と咲き、児童が素読する声がここかしこで聞こえた。読み書き算盤の素養に加えて外国語の翻訳も盛んだった。現在の中国語でも日本の翻訳語が数多く使われている。発展途上国で英語を学ぶのは世界の知性に触れるためだが、我々は日本語訳で読めるためわざわざ英語を学ぶ必要はない。

 江戸300年は「ミラクル・ピース」と呼ばれる稀有な時代であった。そして武士を要する軍事大国であったため鎖国を通すことができた。近代化に先駆けることができたのも日本人の柔軟性と知性を示す歴史であろう。

 そういえば桜金造は元気なのだろうか?

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2018-10-27

ルネサンスの実態

 ルネサンスといえば、読者はすぐ華やかな芸術と文芸の花が咲いた絢爛(けんらん)とした文化の世界を思いだされるかもしれない。だが、この時代は同時にすさまじい勢いで上昇してきた新興市民層の力によって、古い社会が動揺し、混乱し、崩壊しかかった混沌(カオス)の世界である。人殺しと内乱と戦争が、これまたすさまじいまでにくりひろげられた地獄図絵の世界である。ただこの地獄が、おそろしく生気に満ちていた、という点だけは注意する必要がある。

【『敗者の条件』会田雄次〈あいだ・ゆうじ〉(中公新書、1965年『敗者の条件 戦国時代を考える』/中公文庫、1983年)】

 聖地(エルサレム)奪還を目指した十字軍は200年(11~13世紀)にわたり7回の遠征を行ったが結果的にカトリック諸国は敗れた。学問的にも文化的にも遅れていたヨーロッパはアラブ世界から知識を輸入する。これがルネサンスの原動力となった。笑い話のようだがヨーロッパはギリシャ文化もアラブから学んだのだ。

 ルネサンスを神の束縛から人間を解放したと捉えるのは飽くまでもヨーロッパ人の史観であって、日本から見れば16世紀の宗教改革以降も魔女狩りは盛んに行われていたわけで、殺戮(さつりく)の歴史に他ならない。かような歴史をありがたがって持ち上げる方がどうかしている。

 そもそも日本には奴隷も存在したことがなかったし、国内の戦争における死者も高々数万単位である。平安時代(794-1185年)には死刑も廃止している。我々がヨーロッパを仰ぐ必要はない。むしろヨーロッパこそ日本に学ぶべきなのだ。

 選民思想はユダヤ教に始まるが、白人優越意識が芽生えたのはルネサンス期であった。ヨーロッパではなかったことにされているがルネサンス以前は白人奴隷が存在した。ロシアや東欧の人々をスラブ系というが、これはスレイブ(奴隷)の名残(なご)りである。

 十字軍によって生まれた覇権意識はルネサンスを経て大航海時代となって花開く。有色人種にとっては暗黒の時代である。白人は先住民がいるにもかかわらず「新世界」と呼称し、虐殺の限りを尽くし、生き残った者は奴隷にし、彼(か)の地を植民地とした。

敗者の条件 (中公文庫)
会田 雄次
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金正恩版『ある日、ある時』

 発想が全く一緒だわな。

2018-10-25

公明党が主導する軽減税率は参院選目当ての愚策

 既に2回視聴した。官邸 vs. 財務省の凄まじい権力闘争の片鱗が窺える。そもそも学会組織から選抜された公明党議員は政治を志してきた人々ではない。組織票を背景にして政策を調整する程度のことを「政治実績」と喧伝しているだけ。



2018-10-23

中国が世界各国で行っている人体標本展の実態

2018-10-19

百田尚樹の新刊『日本国紀』を推す

 発売1ヶ月前にして既にベストセラーとなっている。空前のヒット作になりそうだ。早くも左翼がデマを流している模様。


日本国紀
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百田 尚樹
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2018-10-13

『創価学会』を出版した田原総一朗

 ま、身内が学会員になっているしね。学会本ブームに便乗するテレビマン。


創価学会
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田原 総一朗
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2018-10-12

聖教新聞通販サイトから個人情報18万件が流出か

2018-10-08

左旋回中の日刊ゲンダイが垂れ流すフェイクニュース

 聖教新聞も真っ青のフェイクニュース。左翼メディアは小さな事実を組み合わせて大きな嘘をつくところに特徴がある。

コープさっぽろの自業自得と道新の虚報

 主要ローカル紙は全て左翼紙と考えてよい。


2018-10-06

沖縄県知事選挙とノーベル賞について

2018-10-05

遺産相続を巡るトラブル

平尾昌晃さん60億遺産バトル「平尾勇気」が後妻を憎む理由

 作曲家・平尾昌晃さん(享年79)の一周忌から2カ月。三男で歌手の平尾勇気(37)が、60億円といわれる遺産バトルの口火を切った。
 父のマネージャーを長年務め、亡くなる数年前に入籍した後妻・Mさん(50代)が、父の著作権や音楽事務所を独り占めしようとしていた、と勇気は主張。記者会見で「顔も見たくない」と言い切った。

10/4(木) 6:01配信 SmartFLASH

 平尾昌晃は創価学会員であるが、戸田城聖の遺産を巡る係争と酷似している。やはり巨額のカネが人を狂わせるのだろう。戸田は生前、妻の幾子に「印税と株式投資の儲けで4億円の資産がある」旨を語っていた。ところが戸田の死去の翌日に妾(めかけ)であったM(大蔵商事専務理事)によって名義が書き換えられていた。すったもんだの挙げ句、「戸田の資産は8000万円でそのうち2000万円を遺族に渡す」ということでケリがついた。尚、戸田の葬儀に寄せられた香典も池田が押さえ、遺族に3600万円が渡されたのは6月に入ってからのことだった。更に戸田の遺品についても池田と白木薫次〈しらき・しげじ〉(※池田の義父)が中心となって勝手に持ち出した。次期会長に譲られるという日本刀もこの時トラックに積まれたもの。

「(池田が)参謀室長当時、戸田先生が一年間病気の時期があった。暗い時代でもあった。小泉(隆)さんが理事長。ギア(が)はまらなかった。どうしようもなかった。空中分解寸前だった。戸田先生が亡くなられたとき、小泉理事長はいても、一寸先は闇で、わからなかったといっていた」(昭和50年〈1975年〉9月28日、箱根研修所で、内部文書)

 小泉は池田の会長就任に「待った」を掛けた人物である。池田は会長になるとまず最初に影響力が大きい戸田門下生を次々と公明党の議員にして会長職の安泰を築いた。

 昭和33年の大卒初任給が約1万3500円である。半分の2億円が印税だとしてもべら棒な金額だ。現在であれば100万部でおよそ1億円の印税が入ると言われる。戸田の生前に何冊の著書があったのかは知らないが、法悟空名義の『人間革命』と『獄中記』だけで大金が入るとは考えにくい。『折伏教典』や『御書全集』も印税が発生した可能性がある。

 戸田の金融会社は学会の中に犠牲者を生み、多数の脱会者を出すに至った。信者から搾り取ったカネで利殖に励んでいたとすればもはや宗教企業といってよい。

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2018-09-11

左翼活動家によるYouTubeへの通報運動

 それにしても左翼と創価学会のメンタリティはよく似ている。ただし手口は創価学会の方が遥かに上だ。

『創価学会を斬る』が出版されると、今度は聖教新聞社、潮出版社などの創価学会系列の出版関係者や創価学会員などが取次ぎ店や全国の書店を回り、藤原の本を返本するよう、扱わないようにと働きかけた。各書店からの大量の返本が相次いだこともあり、大手取次店が全国への配本を断り、一般紙や電車内の中吊り広告も、掲載の予定が一転して断られることになった。出版社から直接取り寄せた書店の多くも脅迫や嫌がらせを受けた。過去にも出版に対する妨害は他でもあったが、流通過程にまで介入したのは出版史上初めての事であった。

言論出版妨害事件:Wikipedia

 このほか出版妨害を受けた主な著書には、『公明党の素顔』(内藤国夫著)、『これが創価学会だ』(植村左内編著)、『創価学会・公明党の破滅』(隅田洋著)等があります。

創価学会・公明党の言論出版妨害事件とは?

 尚、「KAZUYA Channel」は私も登録している。

情報の正しい上書き更新




2018-09-07

武田邦彦「今年の台風による死者はすべて人災だ」

「本当のことを言えないメディア空間」とも。

2018-08-30

トランプ大統領「真珠湾攻撃忘れないぞ」は共同通信のフェイクニュース

2018-08-29

恐山の禅僧が説く「死ぬこと」と「生きること」

 再度紹介する。フジテレビの軽薄な女子アナが話に引きずり込まれて素の表情をさらけ出している。

日本人が歴史上に残した業績の意義

 日本人が歴史上に残した業績の意義は、西洋人以外の人類の面前において、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が、過去200年の間に考えられていたような、不敗の半神でないことを明らかに示した点にある。(イギリスの歴史学者アーノルド・トインビー)

【『学校では絶対に教えない植民地の真実』黄文雄〈こう・ぶんゆう〉(ビジネス者、2013年)】

 創価学会員できちんとした史観や近代史のまともな知識を持つ人を見たことがない。

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2018-08-28

松山俊太郎

康芳夫〈こう・よしお〉●松山は空手の達人でもあるんだ。テレビで売れっ子のクマさん、芸術家の篠原勝之君っているでしょ。彼、当時はまだガキでさ、松山の唯一の子分で、毎日二人で新宿に出ちゃあ人を殴ってたよ。松山がクマに空手教えたんだよ。
とにかく興行として形にならないんで、企画をアラビア魔法団に切り替えたの。アラブ人が一人もいないアラビア魔法団ってのをでっちあげてね。横尾忠則君にポスターを描いてもらってさ。三島由紀夫が初日に見にきて、神妙な顔して、これはなんなのっていって帰ったのを覚えてる(笑)。

【『篦棒(ベラボー)な人々 戦後サブカルチャー偉人伝』竹熊健太郎〈たけくま・けんたろう〉(河出文庫、2007年)】

 またぞろ小ネタである。死ぬほど笑った。

松山俊太郎

篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝 (河出文庫 た 24-1)
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津波てんでんこ

 小ネタを。

 津波てんでんこを提唱してきた津波災害史研究家の山下文男は共産党の中央委員・文化部長を務めた人物で創共協定にも関わった。東日本大震災の際は岩手県立高田病院(陸前高田市)に入院していたが実は逃げ遅れている。

津波てんでんこ―近代日本の津波史
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創価学会会憲の隠された意図

会憲|創価学会公式サイト

 表向きは池田の王権神授説に見えるが、よく読むとそうではないことがわかる。ポスト池田時代を見据えて会長の権限を強化するところに目的があるのだろう。「教義・化儀」を裁定し、「本尊」を司るというのだから、新たな法主(ほっす)の誕生といってよい。

2018-08-19

戦争の確率を減らす五つの項目


2018-08-16

国会で初めて拉致問題を取り上げたのは公明党参議員だった

 今日の虎ノ門ニュースで初めて知った次第である。

和泉照雄
北朝鮮による日本人拉致問題

創価学会が靖国に提灯奉納 ネット騒然 みたままつりに


 会憲なんかどうでもいいから、それよりも神社批判を取り下げるべきだ。神社を日本の習俗・文化として捉えることが正しいと思う。厳密に言えば日蓮も神道批判はしていないだろう。東京裁判史観に基づいた歴史認識で平和を説いても全く説得力がない。お守りを拒むのは構わないが、神社を拒めば日本人とは言い難い。

2018-08-06

創価学会会憲について

「創価学会会憲」を制定=全団体・会員の最高法規

 うっかりしていた。というか我ながら「ここまで創価学会への興味を失ったのか」と驚いた。これほど重要なニュースを見逃していたのだから。無論、とうの昔に聖教新聞の購読はやめている。真正の池田門下生であれば、過去ログしか紹介できない聖教新聞を読む意味はないので立場は違えども私と同じ行動を取るはずだ。

新「創価学会会憲」---次期名誉会長候補に〝秋谷栄之助〟説が浮上!

 戦略としては広布第一章から第二章にかけて最前線で戦ってきた人々が消えつつあるタイミングを狙ったものだろう。自分たちの過去を否定しながら前進するところが共産主義そっくりである。法主を否定し、戒壇本尊を否定して、既に一部の過激派からは初代・二代会長をも否定する論調が平然と出ている。ここから類推できるのは、ゆくゆくは三代会長の否定も避けられないことだ。

「会憲」だと? ったく大笑いだよ。これはキリスト教用語だ。つまり学会本部はヴァチカンとなったわけだな。次に始まるのは魔女狩りだ。しかも内容が信心と関係のないことで、会の憲法であれば会長や学会本部を縛るために設けられるのが筋だが、学会本部の権威・権能を強化するために設置された「会員支配の道具」となっている。

 しかもこれ、外部のコンサルティング会社に発注して作った可能性があるのだ。

 さて、アクセンチュア(※コンサルティング会社)の企画書で非常に興味深いのは、「広宣事業」の改革について示された部分だ。そこにはもはや仏教用語はかけらも見られず、日蓮仏法は影すらない。「会の価値」として中心に置かれているのは「三代会長の思想・行動」だけである。それを「不変の原理」として様々なコンテンツや経路で学会員や社会に伝えるべく、資料を収集し歴史を編纂(へんさん)するためのアーカイブ事業を打ち立てることが、企画書における目玉の一つでもあった。つまりはそれが現代における広宣流布というわけである。

【『創価学会秘史』高橋篤史(講談社、2018年)】

 つまりだ、「池田大作という商品をどのように販売促進するか」が21世紀の広宣流布となったわけである。ま、電通や秋元康と手を組むのも時間の問題だろう。

 私は秋谷に対しては高い評価をしている。彼の実務能力が長期間に渡る選挙戦を支えてきた事実を見逃すわけにはゆかない。ただし長らく池田にいじめられてきたこともあって積もりに積もった怨念が懸念される。谷川が見据えているのは池田逝去後の創価学会の資産であろう。会長となるタイミングを逸したことから、何か他の名誉を求めてとんでもない失敗をしかねない。

 日蓮系の歴史は正統と正義を巡る分断の歴史である。そろそろ創価学会も分断していい頃合いではないか?

創価学会秘史
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高橋 篤史
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2018-08-03

中国が行う東トルキスタン大量虐殺

 閲覧注意のこと。マスコミ、作家、学者はもともと左翼が多い。主要人物は中国から招かれ、信じられないような歓待を受ける。また市民運動に対しては資金提供を行っている。自民党を始めとする政治家の場合はホテルに帰ると女性が待ち受けている。ただの女性ではない。自分好みのドンピシャリのタイプの女性である。カネと女で籠絡(ろうらく)するのは外交の常道で、韓国・北朝鮮も同じようなことをしている。その点、中国共産党からすれば創価学会はカネが掛からないからよいお客さんであろう。

菅野完、20年前にアメリカで女性に暴行、二度の逮捕歴

 創価学会員の左巻き(安保法制反対派)で菅野完をフォローしている人が多い。的外れな日本会議批判で注目を浴びた人物。

終身会長

 独裁者の思考は一緒だな。「おもてなし」の強制も。以前、創価学会の主要会館には池田のプライベートルームが用意されていたが、国会で民社党から指摘され改修した経緯がある。

2018-08-02

民主政についてあれこれ






『ニュース女子』 #168(核武装・米国至上主義・自主規制)

個人崇拝は「知能レベル低い」…習近平主席母校の教授、共産党指導部に“反旗”

 7月24日、北京の民間シンクタンクを通じてインターネット上に公開した論文で、許氏は「国民は今、国家の発展や家族の安全に対し途方に暮れている」と指摘。3月の全国人民代表大会(国会に相当)で国家主席の任期を撤廃した憲法改正などを問題視した。

 任期撤廃に関しては「改革開放(の成果)を帳消しにし、恐怖の毛沢東時代に中国を引き戻し、滑稽な、指導者への個人崇拝をもたらすものだ」と非難。任期制に復帰するよう求めた。

 特に、指導者への個人崇拝については「まるで時代遅れの強権国家のようだ」「今すぐブレーキをかけなければならない」と主張。「なぜこのような知能レベルの低いことが行われたのか、反省する必要がある」と痛烈に批判した。

産経ニュース 2018-07-30

 もっと上がいる。「永遠の指導者」だ。しかも存命中の永遠認定だ。

2018-07-31

閉鎖的な組織の内部規範は当然のように暴力性を帯びる

 共産党や創価学会でもありそうだな。

2018-07-28

北朝鮮による拉致問題の経緯

韓国人のメンタリティ

 創価学会員とよく似ている。


「恨晴らし(ハンブリ)」
 という言葉が韓国語にはあるが、それだ。「恨(ハン)」を持った者には、「恨晴らし(ハンブリ)」をするまで「恨(ハン)」が宿る。そして多くの場合、「恨」は内に沈殿してその者の生活すべてに負に作用する。「恨」を昇華させなければならない。

【『無境界の人』森巣博】

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2018-07-25

「被害者ぶる人たち」の厄介すぎる危険な生態 かかわってしまうとヤバイことになる

 ところが、「被害者の強さ」を悪用する人たちもいる。必ずしも被害者ではないのに、被害を受けたとウソをつき、まわりの人々を味方につけて誰かを攻撃するのだ。

片田珠美

 ま、書籍の宣伝記事だろう。視点は面白いのだが例が卑近すぎてつまらない記事になっている。

 取り上げるなら昨今世相を賑わせている左翼のヘイト糾弾運動がタイムリーだ。また、創価学会の言論出版妨害事件・細井 vs. 池田紛争・阿部 vs. 池田紛争も同じ色合いをしている。別の言い方をすれば「ルサンチマンに基づくポリティカル・コレクトネス」となろうか。イデオロギーによる運動を展開する団体ではこうした言論活動が【戦術】として行われているところに注意を要する。自分が加害者であったとしても被害者の仮面をかぶり、更には受難の域にまで物語が高められる。

被害者のふりをせずにはいられない人 (青春新書インテリジェンス)
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朝日新聞の過去から辿る近代史

2018-07-21

ポスターだらけ

 私の先輩の会社も選挙の度にこんな感じだったよ(笑)。

習近平が座った椅子

 しかしよく似ているよな。

2018-07-19

参議院不要論