2015-07-31

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時間の図鑑時間と宇宙のすべて無の本 ゼロ、真空、宇宙の起源ホーキング 虚時間の宇宙―宇宙の特異点をめぐって (ブルーバックス)秘録 東京裁判 (中公文庫BIBLIO20世紀)台湾を愛した日本人(改訂版) -土木技師 八田與一の生涯-シッダールタ首斬り人の娘 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)きりひと讃歌 (1) (小学館文庫)きりひと讃歌 (2) (小学館文庫)きりひと讃歌 (3) (小学館文庫)

安倍政権は日米「安保コングロマリット」の操り人形だ - 塩田潮の「キーマンに聞く」【14:前編】平野貞夫(元参議院議員) - 塩田潮

【平野】創価学会の熱心の信者、特に婦人部を中心に、この法案にきわめて強い反対があるそうです。一方、創価学会では来年、会長人事があります。私に届いている情報では、これまで首相官邸に協力してきた会長候補の一人が、法案の反対論に非常に理解を示し始めているらしい。他方、自民党との協議の中心だった北側一雄副代表ら弁護士の国会議員は、創価学会の顧問弁護士の影響を徹底的に受けているみたいです。弁護士の山口那津男代表も、集団的自衛権の解釈改憲の反対論者でしたが、説得を受け、自民党との集団的自殺の道を選んだようです。

安倍政権は日米「安保コングロマリット」の操り人形だ - 塩田潮の「キーマンに聞く」【14:前編】平野貞夫(元参議院議員) - 塩田潮

2015-07-30

歴史的な「日中共同声明」調印の知られざる舞台裏


2015-07-28

池田名誉会長のノーベル平和賞が遠のく? 安保法案成立カウントダウンに公明党が揺れている!

「公明党議員としても“戦争法案”とも呼ばれている安保法案には賛成したくはないというのが本音。でも与党議員であるという特権や優越感は捨てたくないから自民との連立関係も大切にしたいというジレンマを抱えている」(自民党の大物OBであるA氏)

アメーバニュース 2015-07-27

 公明党が与党に執着するのは、池田の裁判対策と創価学会の税務調査を阻止する目的があるため。政策実現は二の次三の次だ。

安保法案:公明離れの学会員次々…自民と協調に「失望」

 愛知県武豊町の本村強町議(62)は創価学会員だが、公明党を離れ10カ月になる。「失望しました。平和の看板を掲げてきたのになぜだ、と」

 まだ党にいた昨年6月、集団的自衛権に反対する意見書案を共産党議員らとともに議会に提出し、自民系議員らを説得し、1票差で可決させた。これが後に反党的だと問題視されたが、信念を貫き離党。今春、町議選に無所属で出た。学会関係者に「あなたの個人票は(学会票の)2%だ」と警告されたが前回並みの得票で3選された。一部の学会員も陰で応援してくれたという。

毎日新聞 2015-07-28

 学会正義とは「査問」の異名か。

2015-07-26

映画にでてくる創価学会(日蓮正宗)

 いやあ、ネットには何でもあるね(笑)。ハル・アシュビー監督、ジャック・ニコルソン主演の『さらば冬のかもめ』という映画らしい。



さらば冬のかもめ [DVD]

会長勇退前の焦燥(新年勤行会 1977-01-01 東京・創価学会本部)


 ソースはカセットテープである。全国的に出回っていると思われるので、録音状態のよいものをアップしてもらいたいところ。私が初めて聴いたのは札幌の先輩宅でのこと。そこのお父さんは副支部長であった。同スピーチについては10年前に書いている。

学会の信心に無量の福運が

 だが一旦創価学会から距離を置けば、まったく違う風に聴こえてくる。昭和52年(1977年)といえば週刊誌で創価学会バッシングが行われた時期でもあり、会長勇退前の焦燥が伝わってくる。

 私ども地涌の菩薩は敢然として、まず大聖人様の遺命(ゆいめい)である正本堂の建立をしました。誰がしましたか、途中で。創価学会だ! わたくしがしたんです! そうでしょ?(会場から「ハイ」の返事)(4分20秒)

 777万7642名の創価学会員を中心とする供養の金額は355億円を超えた(正本堂建立)。それを「わたくしがした」と言い切ってしまう感覚が恐ろしい。池田はまだ40代であった。今聴くと政争のにおいしか感じ取れない。本質は暴力団の抗争と大差がないようにも思える。

 尚、動画タイトルは「創立45周年元旦表彰式」となっているが、『広布第二章の指針』では「新年勤行会」となっている。

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パール判事の日本無罪論 (小学館文庫)ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)戦争論争戦 (幻冬舎文庫)教科書が教えかねない自虐朝日新聞の正義―対論 戦後日本を惑わしたメディアの責任 (小学館文庫)サンカと三角寛(みすみかん) 消えた漂泊民をめぐる謎 (平凡社新書)借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記

安保法案「説明不十分」 公明支持層で94%


安冨歩

現実から離れてゆく「寸鉄」


 人民日報といい勝負だ(笑)。

2015-07-21

創価学会員による公明党決別デモ




SEALDs KANSAI

2015-07-20

トインビー・池田対談について

 トインビーと池田の出会いについて創価学会では松下幸之助と若泉敬〈わかいずみ・けい〉の名前を挙げている。

EIKOの気まぐれ闘病日記

 記事の出典は『民衆こそ王者 池田大作とその時代I 「人間革命の奔流」篇』(「池田大作とその時代」編纂委員会編、潮出版社、2011年)か。

 トインビーにとっては若泉敬からの紹介が大きかったようだ。

やはり若泉氏の紹介だったトインビー・池田対談

 なんと、新人間革命では上の下線部分つまり「私の親友・若泉敬教授から(あなたについて多くのことを伺いました)」というフレーズを隠して翻訳していたのだ。ピンク色部分は以前の記事で書いた通り、「読むつもりです」を「読みました」と改ざんした箇所だ。イギリスSGIの機関紙に転載された英文手紙でも下線部分は省略されていた。(上記記事)

 同ブログに「21世紀への棒読み対話? トインビー・池田対談の不可思議」との記事もあるが、やや牽強付会で対談集編纂では特に珍しいことではあるまい。

 若泉敬は京都産業大学の教授で、佐藤栄作首相の密使として米国と沖縄返還の交渉をした人物である(『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』『沖縄返還の代償 核と基地 密使・若泉敬の苦悩』)。池田に先立ってトインビーとの対談集『未来を生きる』を刊行(毎日新聞社、1971年)。『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』の英訳原稿を完成させたその日、沖縄核密約の責任を取るために服毒自殺を遂げた(Wikipedia)。1996年のこと。享年67歳であった。日本最後の武士道か。

 トインビー・若泉対談は若泉の質問にトインビーが答える体裁となっていて、内容的には池田対談に軍配が上がる。ただしテーマ設定はそっくり若泉対談を踏襲しているように見える。

 トインビー・池田対談に関する最大の不思議は、あれほどの内容でありながらテキストとして引用されることが殆どない事実である。例外としては、佐藤優著『地球時代の哲学 池田・トインビー対談を読み解く』(潮出版社、2014年)があるが、創価学会員向けの内容で付け焼き刃の謗(そし)りを免れない。そもそも対談の白眉といえる生命尊厳の件(くだり)について佐藤はまったく触れていない。

 池田の著作に学術的な価値を認めることが難しいのには理由がある。月刊ペン裁判において元教学部長の原島嵩〈はらしま・たかし〉が「特別書籍部」の存在を暴露し、池田の著作が別人による代作であったことを証言したのだ。原島によればトインビーへの書簡を書いたのは桐村泰次(元教学部長)とのこと。詳細は山崎正友著『法廷に立った池田大作 続「月刊ペン事件」』に書かれている。

 例えばカレル・ヴァン・ウォルフレンの著作は英語から日本語へ翻訳し、さらにそれを英訳したものを著者が確認するという流れで刊行されている。トインビー・池田対談の英訳と日本語版を比較検討する作業が必要だろう。

 でもまあ、学術的価値が損なわれるとしても同対談は創価学会員でなくとも一読の価値はある。「創価学会の知性」は侮れない証左といってよい。

 偶然、動画(※ソースはレコード)を見つけたので紹介する。尚、ネット情報は常に消失のリスクを伴うため、保存しておいた方がよい。

Offlibertyの使い方

 動画保存については上記ページを参照せよ。

二十一世紀への対話〈上〉 (聖教ワイド文庫)二十一世紀への対話〈中〉 (聖教ワイド文庫)二十一世紀への対話〈下〉 (聖教ワイド文庫)地球時代の哲学




二十一世紀への対話

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2015-07-17

創価学会の本質は「宗教界における共産党」的役割にあった

 と思われる。最初は「似ているな」という程度の印象であった。組織拡張のあり方が酷似しているためだ。左翼用語と創価用語を並べると分子:活動家、細胞=ブロックなどは同義として考えられるし、ダラ幹・総括・一点突破全面展開に至っては創価学会で流用されている。理論武装も左翼用語である。「打破」とか「粉砕」という言葉を好むのも一緒(笑)。

 昨年から日本の近代史に関する本を読み込んでいるのだが、ようやく私は理解することができた。左翼の目的は「天皇制(←これも左翼用語)を打倒し、日本の価値を徹底的にこき下ろす」ところにあり、これをもって左翼の定義とすることができよう。戦後、獄につながれていた共産党員を解放したのはマッカーサーであった。左翼はマッカーサーを「解放者」として称(たた)えた。

 戸田城聖もまたマッカーサーを「梵天」として称えた。戸田は利益論を掲げて大折伏行進を推進したがここにはプラグマティズム的な方向に運動の舵を切ったことが窺える。

 キッシンジャー会談(1975年)では確実に創価学会の政治的方向性を質(ただ)されたことだろう。大東亜戦争敗北をどう受け止めるかも問われたことだろう。そしてキッシンジャーは「我々の邪魔をしなければアメリカ国内での布教には目をつぶる」くらいのことを匂わせたに違いない。アメリカ創価学会の発展にキッシンジャーが関与しているのは事実である。詳細についてはトップシークレットのため書くことができない。

 創価学会は一貫して首相の靖国参拝に反対してきた。ただし戦略的な批判をするようになったのは宗教法人法改正の頃からだろう。

 1952年(昭和27年)6月、日本弁護士連合会が「戦犯の赦免勧告に関する意見書」を政府に提出。戦争受刑者釈放を求める国民的な運動が広がり、実に4000万人の署名を集めた。15歳以上の労働力人口が5744万人の時代である(総人口は約8600万人)。これによって翌1953年(昭和28年)に「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が衆議員で可決される運びとなる。労働者農民党を除き、旧社会党・共産党も賛成した。戦犯は釈放され、遺族年金も支給されることとなる。

 余談になるが辛くもA級戦犯を免れた天才軍人・石原莞爾〈いしわら・かんじ〉は極東軍事裁判酒田法廷にリヤカーで運ばれながらも毅然とした態度で望み、傍聴した朝日新聞記者は感極まって泣いている。石原はアメリカ人記者に囲まれ「A級戦犯はペリーである」と気を吐いた。石原と親交のあった柔道家・牛島辰熊〈うしじま・たつくま〉は弟子の木村政彦を使って、日本の戦争を阻止するために東條英機を暗殺しようと目論んだ(『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』増田俊也)。

 近代日本のアイデンティティは天皇陛下と靖国神社である(『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』中西輝政)。創価学会は天皇陛下に対しては異を唱えるわけではないが、そうかといって重んじているわけでもない。

 1963年に刊行された『折伏 創価学会の思想と行動』鶴見俊輔、森秀人、柳田邦夫、しまねきよしを読むと左翼と創価学会の親和性が理解できる。鶴見俊輔は谷沢永一が「『ソ連はすべて善、日本はすべて悪』の扇動者(デマゴーグ)」と批判した(『悪魔の思想 「進歩的文化人」という名の国賊12人』)進歩的文化人の一人だ。彼らは「大衆糾合」という運動性が似通っているところに共感を示したのであろう。

 陳腐な言い方をしてしまえば、知識人は共産主義に向かい、生活者は創価学会に向かったのが昭和30年代であったと思われる。

安保法制でゆらぐ公明党の平和の理念:森田実×中島岳志

BLOGOS 2015年07月16日

 ま、『週刊金曜日』の記事ということで(笑)。聖教新聞同様、イデオロギーメディア。論者や書き手は保護色をまとって媒体という背景に溶け込む。

 安全保障関連法案改正はアメリカの意向を汲んだものと思われるが、致命的な問題は、「日本の国家意志と関係なくアメリカの戦争に巻き込まれる可能性が高い」ことにある。つまりオバマの要望は「米軍と一緒に日本人も血を流せ」ということなのだろう。アメリカの国防予算は縮小傾向にあり、日本がその穴埋めをさせられる構図だ。

2015-07-13

「日本人は歴史健忘症」なのか?

 確か小泉首相が靖国参拝をした時と記憶するが、「日本人は歴史健忘症である」と池田が指摘した。検索したがソースは見つからず。聖教紙上で何度もキーワードとして使われていたはずだ。集団的自衛権に関する安倍政権批判がかまびすしいが、概ね創価学会員による批判は東京裁判史観に基づくもので、歴史の無知を露呈しているといってよい。

 例えば創価学会員がよく知るガンディー~キング~マンデラという人権の系譜を見てみよう。ご存じのようにインドとアフリカ諸国は帝国主義時代における植民地であり、アメリカの黒人はまだまだ奴隷の余韻を残していた。エイブラハム・リンカーンが行ったのは黒人奴隷を兵士として採用することであって、黒人に人権を与えようとしたわけではない。政治テーマというよりはむしろ戦争上の戦術にすぎなかった。

 有色人種国家は数百年にわたって西欧の列強支配下にあり、すべてを搾取されていた。その有色人種の曲がった背中を正したのが実は日露戦争(1904-05年)における日本軍の勝利であった。私も最近になって知った次第である。ガンディーは狂喜した。ブラック・アフリカンも熱狂した。有色人種が初めて白人を倒したのだ。

 その後、日本は日英同盟に基づきイギリスからの要請で第一次世界大戦に参戦する。日本は戦勝国の一員となり、国際連盟の常任理事国入りを果たす。第一次世界大戦が終わりパリ講和会議(1919年)が開かれた。日本は歴史的な提案を行った。それが「人種的差別撤廃提案」である。ウッドロウ・ウィルソンアメリカ合衆国大統領が「このような重要なテーマは全会一致にすべきだ」と言い出し、結局廃案にされた。この一事が大東亜戦争の遠因となるのである。

実は世界で最初に人種差別撤廃提案をしていた大日本帝国

 振り返れば黒船来航(1853年)によって日本は開国に至ったわけだが、吉田松陰などの知識人たちは清国(しんこく)が阿片戦争で蹂躙(じゅうりん)されている実態を知っていた。ちなみにイギリスの教科書では現在でも阿片戦争を教えていない。つまり自国で黒船を製造できなければ欧米列強の植民地にされる危険性を理解していたのである。

 その後、半植民地化された日本は不平等条約に苦しめられ、関税自主権を回復するために日本は戦争せざるを得なかった。

 最後に簡単な事実を一つだけ書いておこう。日本が大東亜戦争に立ち上がったことによってアジア・アフリカ諸国の大半が独立することができた。国際連盟と国際連合の加盟国を見れば一目瞭然である。ガンディー~キング~マンデラの運動に力を与えたのは日本の存在であった。

2015-07-11

未来へ向けて 進め 進め 善も悪も道連れにして

タガタメ」より歌詞の抽象度は落ちるがいい歌だ。双方に共通することだが楽曲の強さがストリングスの音を打ち消してしまっている。「世界よ今日も回れ 回れ」と記事タイトルに掲げた一節を思えば、輪廻を肯定的に捉えることから生まれるダイナミズムを感じる。

2015-07-06

創価学会のアイデンティティ

 宮田幸一の「本尊認定権について」に関する所感を述べる。

 特に興味を抱くテーマではなかったため、ざっと目を通しただけできちんと読んだわけではない。「教学的にはお手上げです」と私は読んだ。そりゃそうだろう。総合教学部長であった遠藤孝紀が異を唱えたわけだから(遠藤文書)。

 かつて創価学会のアイデンティティを支えていたのは日蓮正宗の本門戒壇本尊と法水写瓶(ほっすいしゃびょう)であった。万世一系の擬制と考えてよい。ところが阿部vs.池田紛争によって創価学会は法水写瓶を否定せざるを得なくなった。2002年の会則変更で「三代会長は永遠の師匠」と位置づけることによって創価学会は何を意図したのか? 答えは簡単だ。万世一系という正統性を捨てて、新天皇を担ぐという暴挙に出たわけである。正統から正当への乗り換えと見なすことができよう。

 つまり創価学会のアイデンティティが変わったのだ。ま、本人たちは自覚してないだろうが(笑)。遠藤が抗議の声を上げたのは教義の破綻と、初代 ~二代と三代の間の懸隔を恐れたためだろう。しかしながら、「池石戦争」が明らかとなった今では創価学会会長の正統性すら失われつつある。

 創価学会は池田党となった。無論、会員が賛同するのであればそれはそれで構わない。ただ、池田亡き後の存続は難しいといわざるを得ない。

教義と政治

2015-07-03

旧社会党委員長、田辺誠氏死去


 公明党の理念と近い人だった。委員長辞任後、公明党にエールを送ったことが忘れられない。