2021-03-31

中国に利用された創価学会

周恩来・竹入義勝対談
「中国への自然な同調者たち」と指摘された創価学会・公明党

 ・中国に利用された創価学会

 創価学会員は「日中友好金の橋」などと錯覚しているが実は違う。周恩来の権謀術数はキッシンジャーをも軽々と凌駕するものだった。

 日本公明党代表団は、次のように声明した。〔1〕中国はただ一つであり、中華人民共和国政府は中国人民を代表する唯一の合法政府である。「二つの中国」と「一つの中国、一つの台湾」をつくる陰謀に断固反対する。〔2〕台湾は中国の一つの省であり、中国領土の不可分の一部であって、台湾問題は中国の内政問題である。「台湾帰属未定」論に断固反対する。〔3〕「日蒋条約」は不法であり、破棄されなければならない。〔4〕アメリカが台湾と台湾海峡地域を占領していることは侵略行為であり、アメリカは台湾と台湾海峡地域からそのすべての武装力を撤退しなければならない。〔5〕国連のすべての機構での、ならびに安全保障理事会常任理事国としての中華人民共和国の合法的権利を回復し、蒋介石グループの「代表」を国連から追出さなければならない。上記の中国の合法的権利の回復を妨げるすべての陰謀に断固反対する。

 中国側は、公明党のこれら五項目の主張は中日両国人民の願望と利益に合致するものであると認め、賞賛と支持の意を表するとともに、もし日本政府が上記の主張を受入れ、しかもそのために実際の措置をとるならば、中日両国の戦争状態を終結し、中日国交を回復し、平和条約を結ぶことができると認め、さらにその後において、状況の発展に応じて、平和共存の五原則(主権と領土保全の相互尊重、相互不可侵、相互内政不干渉、平等互恵、平和共存)の基礎に立って、中日相互不可侵条約を結ぶ可能性があることを認めた。

日本公明党訪中代表団と中国日本友好協会代表団の共同声明(日中国交回復五条件) 1971年7月2日

第1回竹入義勝・周恩来会談記録 1972年7月27日
第2回竹入義勝・周恩来会談記録 1972年7月28日
第3回竹入義勝・周恩来会談記録 1972年7月29日

 つまり、日蒋条約=日本国と中華民国との間の平和条約を破棄させるための道具として公明党は利用されたのである。そもそも一野党に過ぎない公明党が日本の外交方針を云々するのがおかしい。云わば日中友好の呼び水として田中角栄首相は公明党に大見得を切らせたのだろう。

 アメリカと中国は、表面的には対立していても裏の情報世界ではもともとツーカーなんです。そもそもCIAの前身OSS時代には、長官ドノバンの命令でOSS要員が延安の共産党根拠地に出向いて、対日抗戦を支援していた。60年代の中ソ対立時代も米中はあらゆる場面で結託してソ連に対抗していたし、79年のソ連アフガニスタン侵攻で、ムジャヒディンを支援しタリバン政権を後押ししたのも、米中の情報機関です。スパイマスター周恩来によって育まれた中国共産党の情報機関、中央委員会調査部は胡耀邦総書記の時代、公安部の一部と合併、国家安全部として、現在では、かつてのソ連のKGBをしのぐ巨大組織になっています。

【『この国を支配/管理する者たち 諜報から見た闇の権力』中丸薫、菅沼光弘(徳間書店、2006年)】

 菅沼は公安調査庁に入庁後、西ドイツのゲーレン機関でスパイとしての本格的な訓練を受けた人物で、CIAやモサドとも太いパイプを持っている。その彼が「スパイマスター周恩来」と呼んでいるのだ。

 周恩来・鄧穎超〈トウ・エイチョウ〉夫妻には孫維世〈ソン・イセイ〉という養女がいた。

 文化大革命時代には、女優としての名声の高さと毛沢東との男女関係から江青の嫉妬を買い、迫害を受けた。孫維世は養父である周恩来が署名した逮捕状を以って、北京公安局の留置場に送られ、1968年10月14日に獄中で死亡した。遺体は一対の手枷と足枷のみ身に付けた全裸の状態であった。一説には江青が刑事犯たちに孫維世の衣服を剥ぎ取らせて輪姦させ、輪姦に参加した受刑者は減刑を受けたと言う。また、遺体の頭頂部には一本の長い釘が打ち込まれていたのが見つかった。これらの状況から検死を要求した周恩来に対し、「遺体はとうに焼却された」という回答のみがなされた。

Wikipedia

 保身のために娘の逮捕状にもサインしたのである。周恩来は文化大革命を推進し、毛沢東の政敵を次々と殺害していった。公明党や田中角栄をてなづけることなどわけもなかったに違いない。

 台湾には多くの創価学会員がいた。彼らを切り捨ててでも創価学会は政治的成果を望んだのだ。

公明・山口代表「根拠なければ」 ウイグル対中制裁に慎重姿勢












2021-03-30

友岡雅弥の証言

宮田論文に関する覚え書き
「先輩からの手紙」に思うこと
遠藤文書

 ・友岡雅弥氏の死を悼む
 ・友岡雅弥の証言
 ・友岡雅弥の査問

友岡雅弥

 友岡の証言については以下のページを参照した。

創価学会執行部から査問を受ければ・・・・ | Michaelshacksonのブログ
友岡雅弥 | 師弟不二ARCHIVEはSOKANET・創価学会・教学・54年問題の総括をする宿坊の掲示板の理解促進するためのアーカイブ - Part 2
友岡雅弥 | 師弟不二ARCHIVEはSOKANET・創価学会・教学・54年問題の総括をする宿坊の掲示板の理解促進するためのアーカイブ

 ご存じの方も多いだろうが友岡は長らくホームレス支援を行ってきた。云わば「社会の悲惨や辛酸」を最もよく知る人物といってよい。その友岡が七度の査問で精神に失調をきたしたという話が私には解せなかった。査問が直接的な原因ではあるまい。何か自分の中の理想が崩壊するような言葉や手口に遭遇したのだろう。また査問後に退会しなかった理由も不明である。

 もしも私が同じ目に遭ったらと想像せざるを得ない。私なら黙って素早く行動を起こす。まず査問担当者を締め上げて「誰の指示」によるものかを確認する。該当者が判明した後は「悪と戦う」心意気を満天下に示す。言葉でワーワーやるつもりは更々ない。最初から実力行使だ。経緯を動画で拡散すればそれで一件落着だ。賛同も望まないし批判も恐れない。やるべきことを淡々とやるだけのことだ。

 今再び全部の記事に目を通したが、心の中を無念の風が吹き抜けるだけで何かを書く気になれない。友岡もまた池田崇拝を脱却できておらず、周囲の悪を許してきた池田の責任を問うまでに至っていない。また、社会主義的傾向が強かったこともあって、学会活動をボランティアと捉えているがそれは違う。生活支援は飽くまでも従であって、信心指導が根幹をなす。でも、それができるところが友岡さんの凄いところだよね。

 記者子の主観を交えた余計な文章がせっかくの言葉を台無しにしている。彼らにかかれば遺言のような言葉であっても組織内の政治闘争の道具にされてしまう。

 友岡さんには知己も多かったが、周囲の人々はどう判断しているのだろう? 否、判断はこの際どうでもよい。何か行動を起こしているのだろうか?

 創価学会はもう完全に中国共産党と化してしまったのだろう。私からは早目の避難を勧めておく。

 20年ほど前に立川平和会館で女子部の副本部長が不倫相手の元男子部副書記長を刺した事件があった。別れ話のもつれでさえ、ここまで思い切った行動ができるのである。女子部幹部はその後海外で元気にしていると聞いた。

長谷川重夫……池田の筆頭茶坊主、ゴマすり男の見本

宮田論文に関する覚え書き
「先輩からの手紙」に思うこと

 ・遠藤文書
 ・「遠藤文書」に関するメモ
 ・遠藤文書にみる長谷川重夫(次期理事長候補)という人物について
 ・「教学部レポート」を読む
 ・「遠藤文書」を読む その一
 ・「遠藤文書」を読む その二
 ・大御本尊決別「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」
 ・長谷川重夫……池田の筆頭茶坊主、ゴマすり男の見本

友岡雅弥氏の死を悼む

 とは内藤国夫の評である(創価・公明のスキャンダル-8 - 創価学会・公明党が日本を亡ぼす)。私は青年部時代から好きではなかった。この人ね、口伝が多すぎるのよ。特に1994年(平成6年)前後から「会長勇退秘史」を秋山栄子と二人で喧伝していた。検証しようのない情報を東京区男会などでペラペラと語っていたことが思い出される。長谷川に関しては以下のような情報もある。

遠藤文書にみる長谷川重夫(次期理事長候補)という人物について

 官僚の不作為と同じ手口だ。その長谷川を長らく重用してきたのは誰か? 池田大作その人である。

2021-03-25

その手があったか!


 妙手である。DVD『永遠の師匠 池田大作先生』をシリーズ化し全100巻とする。次に『小説 人間革命 番外篇』を刊行する。こちらは、そうだな、全50巻くらいにしようか。あとは肖像写真と銅像の販売。これらを小出しにやると思うよ、俺は。

2021-03-22

公明の力を削ぐ

 諸手を挙げて賛成する。公明党は国益を無視して教団益しか考えない政党だ。国政をリードするほどの理念も持っていない。高橋洋一によれば憲法審査会にも出てこないという。東アジアの緊張が高まる中で憲法9条を護ろうとする愚行は、結果的に中国を利することになる。公明党代議士の中には気づいている者もいるだろうが如何せん創価学会がそれを許すはずもない。そもそも公明党の政治家は自ら政治を志したわけではなく、学会組織からの指示で政治家という職業を選んだだけに過ぎない人々である。自らの信念よりも教団の決定に従う姿が中国共産党を思わせる。

2021-03-12

福岡5歳児餓死事件、母親とママ友は「創価学会員」だった

2021-03-11

大御本尊決別「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」

宮田論文に関する覚え書き
「先輩からの手紙」に思うこと

 ・遠藤文書
 ・「遠藤文書」に関するメモ
 ・遠藤文書にみる長谷川重夫(次期理事長候補)という人物について
 ・「教学部レポート」を読む
 ・「遠藤文書」を読む その一
 ・「遠藤文書」を読む その二
 ・大御本尊決別「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」
 ・長谷川重夫……池田の筆頭茶坊主、ゴマすり男の見本

友岡雅弥氏の死を悼む

大御本尊決別 2014.11.8(聖教新聞)

「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません。」

原田会長による創価革命 | よくわかる創価学会

 これは凄い。私は全く知らなかった。猊下を畜生呼ばわりした時とは次元が異なる。しかもそれを宣言しているのが選挙に負けてばかりで土下座させられた人物なのだ。法は真理である。数十年ごとにコロコロ変わるものを法とは呼ばない。それは政策だ。

 以前、ツイッターで無水鍋を勧めたことがある。用意周到に調べ上げ、自分で購入した直後のことだ。何人かのフォロワーが買ったことを知らせてくれた。その翌月になんと無水鍋の値段が1.5倍ほどに値上がりした。たぶん原材料費が高騰したのだろう。タイミングがよかった。私の来し方を振り返るとしばしばこういうことが起こる。創価学会から離れたタイミングも絶妙であったと今になって思う。

 もしもあなたが日蓮仏法を信じているのであれば日蓮に従うのが正しい。ただし日本仏教が祖師信仰に陥っている事実を自覚する必要がある。

――日本の仏教とテーラーワーダがもっとも違うのは、どこでしょうか。

スマナサーラ●違いはたくさんありますが、いちばんはやはり日本の仏教がいわゆる祖師信仰だという点でしょうね。祖師信仰では、その宗派を開いた祖師さんの言うことは何でも、自分ではちょっとどうかなと思っても、信仰しなさいと強要します。つまり、祖師の色に染まるんですね。

【『希望のしくみ』アルボムッレ・スマナサーラ、養老孟司〈ようろう・たけし〉(宝島社、2004年/宝島SUGOI文庫、2014年)】

2021-03-10

中国共産党の走狗と化した公明党

 名誉学位と安全保障を交換するのが創価学会の政策か。公明党も創価学会も隠れ左翼だ。心ある創価学会員はウイグル人大虐殺の与同罪を恐れよ。





2021-03-09

「遠藤文書」を読む その二

宮田論文に関する覚え書き
「先輩からの手紙」に思うこと

 ・遠藤文書
 ・「遠藤文書」に関するメモ
 ・遠藤文書にみる長谷川重夫(次期理事長候補)という人物について
 ・「教学部レポート」を読む
 ・「遠藤文書」を読む その一
 ・「遠藤文書」を読む その二
 ・大御本尊決別「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」
 ・長谷川重夫……池田の筆頭茶坊主、ゴマすり男の見本

友岡雅弥氏の死を悼む

2013年9月

「学会常住御本尊」の意義付けについて小委員会発足。
 出席者 谷川事務総長、金沢組織総局長、秋谷議長、八尋弁護士、森田康夫氏。教学部から遠藤総合教学部長、森中教学部長、宮地 。

 八尋弁護士 「多少の退転はやむを得ない。9割は付いてこれる」
 秋谷議長 「弘安二年の御本尊については、南無妙法蓮華経の法体を文字曼荼羅に図顕された御本尊であるが、唯一絶対の御本 尊と大聖人が定められた証拠はない。」
 谷川総長 「『出世の本懐』の意味だって変えればいいんだ。独立した教団なんだから、変えてもいいんだし、変えられるんだ。南無妙法蓮華経の御本尊を顕したことにすればいいんじゃないか」
※発言時期は不明

大御本尊決別問題の経緯 | よくわかる創価学会

 思わず笑ってしまった。かつて阿部日顕を「教義破壊」と罵ったのはどこのどいつだっけ? 八尋某の発言に至っては現場を舐めているとしか言いようがない。この連中を糾弾する青年部がいないなら、創価学会は池田の死去をもって終止符を打つものと考えてよかろう。かくも教義に無頓着な教団はもはや宗教団体ではあるまい。仏教を騙(かた)った政治団体と見なすべきだろう。

2014年11月8日

 原田会長 聖教新聞で「大御本尊を受持しない」を発表。

 創価学会は大謗法の団体と化した。三代会長の教えにも背くものである。よって日蓮仏法確かならば恐るべき現証が出るに違いない。

 それにしても創価学会内部が静かなのは不思議である。遠藤が起こした行為に対して執行部は査問で応じた。ここで遠藤は事件を起こすべきだった。体を張るとはそういうことだ。どんな形でもいいから世間の耳目を集めるような事件を起こすべきだったのだ。私の考える方法でなかったとしても、例えば「査問同時中継」などはやろうと思えばできたはずだ。

 五・一五事件や二・二六事件には日蓮思想の影響を受けた人物が多かった。「青年よ、国士たれ!」と叫んだ戸田の思いにも何らかの影響を及ぼしたことだろう。五・一五事件に国民は喝采を送った。二・二六事件に至るのは当然の流れであった。

2021-03-03

「遠藤文書」を読む その一

宮田論文に関する覚え書き
「先輩からの手紙」に思うこと

 ・遠藤文書
 ・「遠藤文書」に関するメモ
 ・遠藤文書にみる長谷川重夫(次期理事長候補)という人物について
 ・「教学部レポート」を読む
 ・「遠藤文書」を読む その一
 ・「遠藤文書」を読む その二
 ・大御本尊決別「弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」
 ・長谷川重夫……池田の筆頭茶坊主、ゴマすり男の見本

友岡雅弥氏の死を悼む

「遠藤文書」に関しては以下のページを参照した。

総合教学部長・SGI 教学部長の遠藤孝紀副会長が副理事長宛てに提出した質問文書

 硬い文章からも何となく伝わってくるが遠藤は小物である。副会長という肩書を見て私がびっくりしたほどである。「河合一〈かわい・はじめ〉師範が副区長なのに」と言いたくなる。教学を除けば遠藤や須田あたりは本部長のレベルだ。たぶん両者とも区長(=圏長)を経験していないだろう。その遠藤が執行部に物申したのだから大したものだ。心から立派だと思う。できそうでできないことである。

 私は今となっては創価学会の教義に何の興味もないし、変えたいのであれば勝手に変えればいいという立場である。内紛も好きなだけやってもらいたい。何もないよりは断然面白い。権力闘争、大いに結構だ。死人が5~6人出るくらい頑張って欲しいと思っている。

 先月、長谷川本部長、谷川総長は、戒壇の大御本尊に関する教義変更について「池田先生は、大御本尊との決別を大前提とされていた」「大御本尊との決別は先生の意志であった」と明言されました。

 しかし池田先生は昨年、会則における大御本尊の記述変更の報告書に対して「そこまでする必要があるのか。今は事件を起こしていくというのは小さい考え方だ。もう少し流れの様子を見ていきなさい」と明快に御指導されています。

 この点について谷川総長は先月、大御本尊との決別は池田先生の御意志であったが、先生が途中で判断を変えられた等の説明をしていました。しかし、この御指導には、そうした曖昧な説明を許す余地は全くありません。

 遠藤の目的は大御本尊踏襲路線にあるので、その論理構成は理解できるが重大な見落としがある。それは「教義に違背すれば三代会長であっても謗法になる」との一点である。創価学会の内部的な議論はともすると法ではなく池田を巡る議論に傾く。正当ではなく正統を重んじるのは密教に由来する性質だ。

 上記テキストであれば「流れの様子を見る」などという池田の政治的なスタンスにこそ遠藤事件の本質があるのだ。そこを不問に付して「曖昧な説明を許す余地は全くありません」などと言ってしまうところに弱さがある。曖昧そのものだろう。

 大体、坊さんの書写したマンダラを拝んでいるのだから、今更理窟をこねたところでしようがあるまい。

 ま、執行部からすれば「遠藤如きが何を言い出すのだ?」という程度の反応だろう。手に取るようにわかるよ(笑)。