2022-03-08

稽首妙法蓮華経

『天空の舟 小説・伊尹伝』宮城谷昌光

 ・稽首妙法蓮華経

『介子推』宮城谷昌光
『晏子』宮城谷昌光
『子産』宮城谷昌光
『湖底の城 呉越春秋』宮城谷昌光
『孟嘗君』宮城谷昌光
『楽毅』宮城谷昌光
『奇貨居くべし』宮城谷昌光
『香乱記』宮城谷昌光

 稽首(けいしゅ)も稽顙(けいそう)もひたいを地につける礼である。

【『重耳』宮城谷昌光〈みやぎたに・まさみつ〉(講談社、1993年/講談社文庫、1996年)】

 稽首の意味を初めて知った。

 天台大師の云く「南無平等大慧一乗妙法蓮華経」文、又云く「稽首妙法蓮華経」云云

【「当体義抄」】

 同抄を偽作とする向きも多い。「そもそも最蓮房なんて人物は本当にいたのか?」という指摘まである。

PDF:偽撰遺文の類型的分類の試み(二) 『立証観抄』を中心とする最蓮房宛偽撰遺文群
PDF:最蓮房あて御書の一考察:中條暁秀
PDF:日蓮聖人の成仏論 本覚思想との関係において:三浦和浩

「重耳」(ちょうじ)とは(しん)の文公の諱(いみな)である。重耳の19年にも及ぶ放浪が宮城谷自身の雌伏の時と重なる。直木賞に輝いた『夏姫春秋』(1991年)で読書界は騒然となり、『重耳』でひれ伏したといっても過言ではない。

  

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