2022-03-05

魂の脱植民地化

活字文化の担い手「新聞配達員」を救え!

 ・魂の脱植民地化
 ・東大話法規則一覧

『生きる技法』安冨歩
・『子は親を救うために「心の病」になる』高橋和巳
・『消えたい 虐待された人の生き方から知る心の幸せ』高橋和巳
『身体が「ノー」と言うとき 抑圧された感情の代価』ガボール・マテ

 こうして私は「魂の脱植民地化」という問題を考えるようになりました。魂が植民地化されていると人は、自分自身の地平ではなく、他人の地平を生きるようになります。自分自身の感じる幸福ではなく、他人が「幸福」だと考えることを追求するようになるのです。このような生き方に追い込まれた人間は、水分子とさしたる違いはなくなり、条件さえ揃えば簡単に暴走します。その状態からの離脱が「魂の脱植民地化」です。

【『原発危機と「東大話法」 傍観者の論理・欺瞞の言語』安冨歩〈やすとみ・あゆむ〉(明石書店、2012年)】

「創価学会から離れた」と書いておきながら、延々と創価学会に対する恨みを綴る人々を時折目にする。それだけ傷が深かったのだろう。「自分自身の地平ではなく、他人の地平を生き」ていたことに気づき、懊悩(おうのう)・煩悶(はんもん)しているのかもしれない。私は心の底から「馬鹿だなあ」と思う(すまん)。「組織を恨む前に、てめえの判断力のなさを恨めってえんだ」と本気で思う。

 私は少年部も含めれば40年近く活動してきたが一片の悔いもない。私は自分の意志で活動してきたのであり、誰かから強制されたことは一度もない。生粋(きっすい)の学会っ子ってのはそんなもんだ。

 私がここにつらつらと駄文を認(したた)めているのは飽くまでも親切心からであって、自分なりの創価学会に対する恩返しでもある。学会で頑張りたい人は頑張ればいいし、やめたい人はやめればいい。一度しかない自分の人生なんだから自分で責任をもって決めることが肝心だ。

 安冨歩は一流の経済学者である。非線形科学の研究も10年行っていて、エントロピーに関する造詣も深い。著書は論語から親鸞にまで及ぶ。それほどの知性の持ち主でありながら「反安倍」を叫び、左翼の本性を露呈している。「魂の脱植民地化」というキーワードも左翼丸出しだ。その後、叢書(そうしょ)を6冊ほど編んでいるが出来は悪い。

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