2013-04-16

東晋平氏の日本仏教瞥見。「本地垂迹」から「神本仏迹」へ……国家や民族を超える普遍性を日本仏教はどのように喪失したのか


 氏家さんがまとめたもの。さすが晋平兄さん、要点がわかりやすい。私は神道に暗いため軽々しいことはいえないが、アジアに共通するアニミズム思想(精霊信仰)は重要なものと考えている。例えば日本仏教の山川草木(さんせんそうもく)にまで及ぶ一切悉有仏性(いっさいしつうぶっしょう)という考え方には明らかなアニミズム思想を見てとれる。

呪術を捉え直す
安田喜憲

一神教の闇―アニミズムの復権 (ちくま新書) 音と文明―音の環境学ことはじめ ―