2013-04-28

日蓮がマンダラ&マントラを勧めたのは印刷技術がなかったため










日蓮とマントラ

 私の閃(ひらめ)きが見当違いでなければ、19世紀に新しい宗教が台頭してしかるべきであった。該当する人物は二人いる。アルベルト・アインシュタイン(1879年3月14日-1955年4月18日)とジッドゥ・クリシュナムルティ(1895年5月12日-1986年2月17日)だ。人類の心を結ぶのが宗教であるとすれば、20世紀の宗教は「科学」であるといってよかろう。

 言葉は文字によって永続性を獲得した。ここから「思考」が立ち上がってきたのだろう。歴史上の思索者は書字から生まれたといっても過言ではない。その意味で人類の歴史は文字以前と文字以後に大きく分けることができよう。とすると文明論では印刷以前と印刷以後となるのは明らかだ。文字がなければ人間の考えは条件反射の範囲に収まる。

 更に参考書籍を2冊挙げておく。

宗教を生みだす本能 ―進化論からみたヒトと信仰 インフォメーション: 情報技術の人類史

宗教とは何か