2014-03-09

イビチャ・オシム「私は神を信じない」



 オシムの言葉は合理性がありながらも美しい響きを伴っている。稀有な人物といってよい。どこかブッダの言葉と通い合うものを感じる。サラエボ紛争の地獄を知る人物でもある。1964年の東京オリンピックにはユーゴスラビア代表として参加。12年間の現役時代で一度もイエローカードを提示されたことがなかった。


オシムが背負う十字架/『オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える』木村元彦