2013-03-10

甲状腺がん「被曝の影響、否定出来ず」~疫学専門家インタビュー


 福島県民管理調査の検討チームは先月13日、2011年(平成23年)に甲状腺検査を­おこなった3万8114人のうち、3人の子どもが甲状腺がんであることを発表した。こ­のほか、細胞診断で、7人が悪性または悪性疑いであることも明らかにした。もともと1­00万人に1人か2人程度とされている子どもの甲状腺がん。疫学的に見ると、この数値­は、いったいどんな意味を持つのか? 疫学を専門とし、『医学と仮説―原因と結果の科学を考える』の著者でもある岡山大学大­学院環境生命科学研究科の津田敏秀教授に話を聞いた。



医学と仮説――原因と結果の科学を考える (岩波科学ライブラリー)