脳と社会は文字によって一変した。次に国家の誕生。そして相対性理論。更に量子力学。各段階において本来であれば宗教は進化する必要があった。地動説はキリスト世界においては重要な歴史であるが、仏教的にはどうってことはない。
— 小野不一 (@fuitsuono) July 13, 2013
付け加えるならば国家誕生のあとに近代の幕開けがある。で、相対性理論に続いてゲーデルの不完全性定理やチューリングマシン、クロード・シャノンの情報理論などが欠かせない。21世紀は数学とアルゴリズムの時代だ。
ゲーデル・タルスキーの不完全性定理 Sの真理性は、Sの内部では定義不可能である。
【『ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論』高橋昌一郎〈たかはし・しょういちろう〉(講談社現代新書、1999年)】
ゲーデルは数学世界の限界を示した。この時すべての学問領域が揺らいだ。数学の限界は言葉の限界をも示唆するものだ。世界は説明不可能なのだ。
・パラダイムシフトについて考える
・ゲーデル
・ゲーデルの生と死/『ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論』高橋昌一郎