2013-02-18

行躰即信心

 行躰即信心というメカニズムによって日蓮仏法はプラグマティズムに堕した。ここにおいて悟りから離れ、哲学性を失うのは当然である。創価学会初代会長の牧口常三郎は価値論を引っさげ、「真理は価値に非ず」とした。戸田城聖は組織に着目。その組織が宗教性をなくして運動に傾くのは必然であった。1960~70年代における創価学会と共産主義は同じ幹から分かれた二つの枝であろう。オルグ活動と折伏、社会運動と大衆運動、革命の理想、裏切り者への報復、敵対者に対する圧力など、あらゆる面において酷似している。