【問い】初めまして。小生、創価メーリングリスト、研鑚板時代からずっとウォッチしている者です。「レトリックに騙される人は多い」で久々の小野節炸裂を拝見し、メールを思い立った次第です。昔はもっと凄かったですよね? 時にはやり過ぎのように思うこともありましたが、後で振り返ると必ず本性をさらしておりました。小生などは文章から相手の性格を見抜くことは困難に思えるのですが、人物評価のコツなどありましたらご教示いただければと思った次第です。
【答え】これは「におい」としか言いようがありません。まず最初は「あれ?」とか「ん?」程度の違和感なのです。で、次の段階で見えてきます。具体的におかしな言動を二つ確認した時点で「こいつはダメだ」と判断を下します。これは実際の人間関係においても同様です。
組織には必ず問題のある幹部がいるものです。ただし問題といっても大小様々です。寄せられた苦情を吟味する必要があります。まず問題を正しく把握し、次に具体的な解決を図る。直接注意ができる距離であれば話は早いのですが、そうもいかないことが多いのが実態だと思います。
当然、上の幹部にどんどん当たってゆくこととなります。実はこの過程を通して愚かな幹部が次々と判明するのです。私は以前、地区婦人部長を外させるために方面長とまでやり合ったことがあります。
私が喧嘩に強いのは個人的な感情で動いていないからです。こうした経験を積み重ねてゆくと、悪い人間に特有のパターンがわかってくるのです。普段から物事を曖昧にしている人ほど判断力を欠いているものです。そして一つの誤った判断が次の判断に影響を及ぼし、常に判断を誤ってゆくのです。
人物評価のコツは特にこれといってありません。自分自身に対して厳しく評価してゆけば、それが一つの基準にはなるかもしれません。