2017-08-18

フィクション

 ・フィクション

偶然性と因果律



 事実を信仰によって歪めてみせるのが功徳と罰の概念である。運転手が創価学会員であれば功徳、法華講員であれば魔の通力と解釈される。マリーさんも同様だ。人類はフィクションを共有することで発展してきた。その原動力となったのが宗教である。つまり、より大きなコミュニティを形成するところに宗教の目的があったと考えてよい。ところがブッダの教えは世間から離れる道(出世間の法)を説いた。ブッダは言葉がフィクションの本質であることを知悉していたのだろう。

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