ルワンダの悲劇から今日で20年。12年後の2006年に当初、公開予定のなかった『ホテル・ルワンダ』が日本各地で公開された。インターネットの署名活動が実を結んだのだ。そして5年前に読んだレヴェリアン・ルラングァ著『ルワンダ大虐殺 世界で一番悲しい光景を見た青年の手記』が私の人生を変えた。国連はルワンダ大虐殺を無視した。アメリカも動かなかった。世界中が無視し続けた3ヶ月間に80万人のツチ族が殺戮された。
エホバの証人であったフツ族がツチ族を助けたという。ルワンダには創価学会員がいたことは確認しているが詳細はSGIの事務局も「知らない」と答えた。白人の司祭は真っ先に国外へ逃げ去った。フツ族の司祭はツチ族の少女を次々と強姦した。もちろん教会の中でだ。物語としてはエホバの証人に軍配が上がりそうだ。
ルワンダは見事に復興を遂げた。だが周辺国ではいまだにその余波が暗い影を落としている。ルワンダを忘れるな。