・コーヒーカップ裁判(コーヒーカップ裁判)は1993年、日蓮正宗と創価学会との間で繰り広げられた訴訟の一つである。この裁判で創価学会は裁判所から当事件は創価学会自らが起こした自作自演行為であると認定されている。表題のコーヒーカップとは本来骨壷に入っているはずのお骨がコーヒーカップの中に入っていたことに由来する。
・裁判の争点として日蓮正宗持経寺が創価学会が主張するように実際に遺骨をコーヒーカップに入れていたのか、遺骨をコーヒーカップに入れたのはいったい誰なのかということである。実際、日蓮正宗側は創価学会とのトラブルが多発していたことから、対策として総本山大石寺からの指示で現場にビデオカメラを設置しており、今回のケースも一部始終がビデオカメラに収められていたが、創価学会側は裁判になるまでその事実を知らなかった。
・【一審判決】一審の横浜地裁川崎支部は、原告側の主張を全面的に認め、遺骨が骨壷からコーヒーカップに入れ替えられたのは「被告である持経寺の保管中」との判断を示し、被告の持経寺に慰謝料各20万円の支払いを命じた。
・【控訴審判決】東京高裁は審理の課程においてビデオテープの記録に加えて、お骨が入っていたコーヒーカップが株式会社タイホー商事が昭和59年以降に製造販売した『キイズ・テーブルシリーズ』のマグカップであったことに着目。製造業者であるタイホー商事側の証言もあり裁判所は事件が「創価学会の自作自演」と判断、持経寺勝訴の逆転判決を言い渡した。また法廷では、事件当時、学会員の遺骨の引き取りは全て学会の「指示」によって行なわれていたことも判明している。 原告、創価学会側はこの判決を不服とし最高裁へ上告した。
・【最高裁判決】1998年10月7日、最高裁第3小法廷は高裁判決を支持し原告側の上告を棄却、これにより持経寺側の勝訴、創価学会の敗訴が確定した。
・【類似訴訟】創価学会は同時期に日蓮正宗弘法寺(山口)や日蓮正宗正覚寺(新潟)とも同様の訴訟を起こしていた。創価学会は弘法寺(山口)はお骨を湯呑みに入れていた、正覚寺(新潟)はお骨を錆びた空き缶に入れていたと創価学会側はそれぞれ主張した。しかしそれぞれの裁判でも創価学会側の敗訴となっている。
・【創価学会の対応】一審判決が出た後、機関紙の聖教新聞・創価新報などで一斉に学会勝訴を掲載、紙上において持経寺非難・日蓮正宗非難を行ったが、高裁での敗訴判決、最高裁での敗訴判決確定の際はその内容を一切掲載していないため、末端の学会員には敗訴した真実を知らせていない。
【Wikipedia】
私も知らなかった。