斧節【onobushi】
混ぜるな危険
2012-10-21
密教という異臭
私はクリシュナムルティと遭遇してから初めて『
スッタニパータ
』に感動を覚えた。
ティク・ナット・ハン
や
アルボムッレ・スマナサーラ
の著作がストンと腑に落ちるのは、たぶん密教という異臭がないためだろう。初期経典は素朴な言葉であるにもかかわらず、抽象度の高さが桁外れだ。
「大乗仏教は仏法を啓典宗教化し、密教による様式化(儀式性)はヒンドゥー教への先祖返りである」と以前書いた(
師弟不二と人間主義
)。その思いは深まるばかりだ。
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