読者の方から教えていただいた。
にせものの大乗居士どもをみんな灼け
【「樺太鐵道」宮沢賢治】
幾度となく「ナモサダルマプフンダリカサスートラ」(※南無妙法蓮華経のサンスクリット語訳)と唱えている。
ついでにもう一つ宮沢賢治に関する記事を紹介しよう。
明治後期から大正時代にかけて、法華経を確信して生命の力を謳歌し、そこに国粋主義とアジア主義と世界主義とを加味して台頭した日蓮主義運動ともいうべきものがダイナミックに動いたことがある。その原点が田中智学と本多日生で、高山樗牛・姉崎正治が智学に感化されて最初に動いた。それがたちまち井上日召や北一輝や石原莞爾や牧口常三郎の思想の底辺になっていった。井上日召は一人一殺のテロリズムを唱え、牧口は創価学会を唱える。
【松岡正剛】
・賢治の詩 国柱会批判
・宮沢賢治の初期の詩 1
・賢治の宗教批判 2