2015-03-28

宗教法人法の改正問題などで、学会は小沢氏に借りもあった

(西口良三氏は)新進党解党に伴う小沢氏の自由党の結成にあたっては、数名の旧公明党議員も参加させ、パイプを切らせないよう尽力もした。公明党幹部は「宗教法人法の改正問題などで、学会は小沢氏に借りもあった。小沢氏を『反学会』に走らせないよう、最後の命綱の役目を果たしたのが西口氏と市川氏だった」と振り返る。

週刊文春 2015年03月26日

 創価学会の「工作体質」がありありと見える。オウム真理教による地下鉄サリン事件をきっかけに宗教法人法改正の機運が高まった。野党に転落した自民党は国会の場で創価学会を攻撃した。時に週刊誌を振りかざすこともあった。自民党は池田名誉会長の証人喚問を要求。新進党の公明党系議員が議場でピケを張って妨害した。結果的には秋谷会長(当時)が参考人招致された。「学会は小沢氏に借りもあった」とは池田の参考人招致を阻止したことを指す。2006年4月11日に民主党代表であった小沢が突然、創価学会本部を訪問したことがある。「貸しがあるから強気なんだな」と私は直感的に思った。ところが、ここから創価学会は半小沢に舵を切ることとなる。