2014-02-09

自己検閲

 検閲を警戒すること。しかし忘れないこと──社会においても個々人の生活においてももっとも強力で深層にひそむ検閲は、【自己】検閲です。

【『良心の領界』スーザン・ソンタグ:木幡和枝〈こばた・かずえ〉訳(NTT出版、2004年)】

 謗法という名の自己検閲がある。タブーの共有が宗教-文化の本質である。そして思考は束縛され自由を失うわけだ。

良心の領界

スーザン・ソンタグの遺言/『良心の領界』スーザン・ソンタグ