2014-02-08

池田・エイルウィン対談を読み直す必要性

 ミスター親切から創価学会学術部諸兄へ。ナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く』を読んだ上で池田・エイルウィン対談を読み直す必要性があると思う。もちろんパトリシオ・エイルウィンのメッセージを読み解くためだ。彼が見てきた地獄に比べれば、創価学会の弾圧など蚊に刺されたようなものだろう。私は八木啓代〈やぎ・のぶよ〉著『禁じられた歌 ビクトル・ハラはなぜ死んだか』を読んでいたので南米の悲惨さは知っているつもりになっていたが大きな間違いだった。エイルウィンは池田がロックフェラー人脈(番頭はヘンリー・キッシンジャー)に連なる人物であることも当然知っていたことだろう。更にユダヤ・コネクションも。それでも対談(大半は往復書簡)に臨んだのは、彼が日本へメッセージを送りたかったからに他ならない。エイルウィンの日本語著作がこれ1冊しかないので本書は極めて重要な歴史の証言といえる。この対談の後も自民党と公明党が連立政権を組んでいること自体が、エイルウィンを裏切っている事実を知るべきだ。尚、一般会員は反応しないでよろしい。

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