2015-02-28
2015-02-26
高濱正伸
面白かった。頭のいい人は閃きを与えてくれる。塾の数が増えるのも納得できる。需要と供給。創価教育なるものが広まらなかったのは、ただ単に需要がなかっただけのこと。無理をしてまで広めることもないだろう。
2015-02-24
本尊は鏡か?
譬えば闇鏡も磨きぬれば玉と見ゆるが如し、只今も一念無明の迷心は磨かざる鏡なり是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし、深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし何様にしてか磨くべき只南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを是をみがくとは云うなり。(一生成仏抄)
御義口伝に云く法華経に鏡の譬を説く事此の明文なり、六根清浄の人は瑠璃明鏡の如く三千世界を見ると云う経文なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は明鏡に万像を浮ぶるが如く知見するなり、此の明鏡とは法華経なり別しては宝塔品なり、又は我が一心の明鏡なり(御義口伝)
御義口伝に云く法界に立て礼拝するなり法界とは広きに非ず狭きに非ず惣じて法とは諸法なり界とは境界なり、地獄界乃至仏界各各界を法る間不軽菩薩は不軽菩薩の界に法り上慢の四衆は四衆の界に法るなり、仍て法界が法界を礼拝するなり自他不二の礼拝なり、其の故は不軽菩薩の四衆を礼拝すれば上慢の四衆所具の仏性又不軽菩薩を礼拝するなり、鏡に向つて礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり云云。(御義口伝)
日蓮遺文は創価学会版より引用した。いずれも真蹟はない。流麗かつ巧妙な文章である。続いて真蹟より引用する。
夫れ天地は国の明鏡也。今此の国に天災地夭あり。知るべし、国主に失ありと云う事を。鏡にいかべたれば之を諍うべからず。国主小禍のある時は天鏡に小災見ゆ。今の大災は当に知るべし、大禍ありと云う事を。
疑て云く いかにとして汝が流罪死罪等、過去の宿習としらむ。
答て云く 銅鏡は色形を顕す。秦王験偽の鏡は現在の罪を顕す。仏法の鏡は過去の業因を現ず。
日月は四天の明鏡也。諸天定まりて日蓮を知り給ふか。日月は十方世界の明鏡なり。諸仏定めて日蓮を知り給ふか。一分も之を疑ふべからず。
あきらかなる鏡の物の色をうかぶるがごとし。
問て曰く 出処既に之を聞く。観心之心、如何。
答て曰く 観心とは我が己心を観じて十法界を見る。是れを観心と云う也。譬ば他人の六根を見ると雖も 未だ自面の六根を見ず自具の六根を知らず。明鏡に向う之時 始て自具の六根を見るが如し。設い諸経之中に所々に六道竝びに四聖を載すと雖も 法華経竝びに天台大師所述の摩訶止観等の明鏡を見ざれば 自具の十界百界千如一念三千を知らざる也。
我が面を見る事は明鏡によるべし。国土の盛衰を計ることは仏鏡にはすぐべからず。
今日蓮一代聖教の明鏡をもつて日本国を浮かべ見候に、此の鏡に浮んで候人々は国敵仏敵たる事疑ひなし。一代聖教の中に法華経は明鏡の中の神鏡なり。銅鏡等は人のかたちをばうかぶれども、いまだ心をばうかべず。法華経は人の形を浮かぶるのみならず、心をも浮かべ給へり。心を浮かぶるのみならず、先業をも未来をも鑑み給ふ事くもりなし。
此の釈は日蓮が身に当たるのみならず、門下の明鏡也。謹んで習い伝えて未来の資糧とせよ。
真蹟からは日蓮が法華経を明鏡に喩(たと)えていることがわかる。先に巧妙と書いたのは他でもない。法華経→本尊という変質があるためだ。プロパガンダの技術としては相当レベルが高い。高等戦術である。
感覚器官(六根)を鏡に例えるのは認知科学的視座であり、仏教の先進性が窺える。
単純に考えてみよう。思想は鏡だろうか? 違うね。ま、定規といったところだろう。ブッダは鏡だろうか? これも違うと思う。ブッダという存在は「窓」だ。これが本日の結論である。
ブッダ自身は自分の教えを「筏」(いかだ)に譬(たと)えている。
2015-02-23
創業家
米ベインキャピタル、雪国まいたけにTOB 最大95億円
米大手投資ファンドのベインキャピタルは23日午前、東京証券取引所第2部に上場する雪国まいたけにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買い付け総額は最大で約95億円。ベインはTOB完了後に株式を非公開化。鈴木克郎会長兼社長ら現経営陣と協力して混乱が続く企業統治体制や事業を立て直し、数年後の株式再上場をねらう見通しだ。
TOB価格は20日の終値(207円)を18%上回る1株あたり245円で、雪国まいたけが23日午後にも開く臨時取締役会で反対を決議しないことなどを条件に24日から開始する予定。過半数の株式取得をめざし、最大で全株を買い付ける。 雪国まいたけは現在、創業者の大平喜信元社長ら創業家が全体の約64%の株式を保有する。第四銀行やみずほ銀行など複数の取引銀行が創業家にも同社株を担保に融資しているが、業績悪化に伴う株価下落で担保の価値が減少。返済も滞っていることから、銀行団は23日付で担保権を実行してTOBに応じる意向だ。
雪国まいたけはマイタケの大量生産方法を確立した大平元社長のリーダーシップで収益を拡大してきたが、2013年に過去の不適切な会計処理が発覚した。大平氏は責任を取って同年11月に辞任し、イオン出身の星名光男氏が社長に就任して経営体制を刷新した。
だが大平元社長は14年6月の定時株主総会で株主権を行使し、星名氏を解任した。現在は次のトップに就いたホンダ出身の鈴木会長兼社長が事業の立て直しを進めているが、創業家は影響力の拡大をねらって3月末までの臨時株主総会の開催を計画。創業家は追加で複数の取締役を就任させたい意向で、鈴木氏ら現経営陣と対立している。
東証は創業家が大株主として影響力を行使し続ける雪国まいたけの企業統治体制を問題視しており、このままでは上場廃止になる恐れもあるもよう。現状に危機感を強める現経営陣と銀行団は、すかいらーくなどの日本企業で再建実績があるベインと協力してファンド傘下で立て直しを図ることにした。
【日本経済新聞 2015-02-23】
何となく創業家と池田家がダブったので紹介した。池田の子息二人からはさほど野心が感じられない。しかしながら、過去十数年にわたって明らかに「池田家」という位置づけが意図されてきた。一部地域では「関西婦人部が池田家を守るんだ」との池田オフレコ発言が伝えられたこともあった。ゆくゆくは池田の子息を天皇のように担ぎ出す輩も出ることだろう。
次期会長候補として名前が上がっている谷川某は能力はあっても人望がない。東京下町で私よりも上の世代で彼を評価する幹部は一人もいないことだろう。師弟の精神など皆無だ。こんなのが会長になった暁には何が起こってもおかしくない。そうは言っても所詮、資産と権力を巡る攻防ではあるが。
2015-02-22
中野信子
抑圧と憎悪
長いこと従順に生きてきたあなたは自分では気づかないほど、ものすごい敵意や憎しみが心の底に溜まっている。
— 心理学イズム (@sinrizm) 2015, 1月 15
たった2〜3年の抑圧で、ものすごい憎しみが溜まってたもんなー、わし。( ̄(工) ̄)
— かっぱさま《森の妖精》 (@kappa_mountain) 2015, 2月 17
でもわし、「歓喜に溢れる体験談」とか何度も発表したよ。ホントホント。座談会はもちろん、会館で発表したこともある。発表してみる?って言われた時は嬉しかったなあ、言いたくて仕方なかったもんなー。
— かっぱさま《森の妖精》 (@kappa_mountain) 2015, 2月 17
ここが私と違うところだ。言いたいことを言えない。あるいは言っているつもりなのに上手く伝わらない。そこに心理的抑圧が生じる。「抑圧は消えない」とフロイトは指摘する。
一般論を述べよう。創価学会の場合、「民衆のための組織」という建て前になっているので、より責任感の強い言動が勝つ。殆どの会員は個人的な感覚からものを言うから、幹部に丸め込まれるのだ。あとは合理性と気魄(きはく)の問題だ。
後悔しながら学会活動をする人は多い。活動をやめた後でかつて活動していたことを後悔する人も多い。学会を去っても後悔する人も多い。みんな、後悔するのが好きなんだろーね(笑)。たぶん彼らはディズニーランドへ行っても後悔すると思うぞ。
ヴィクトール・E・フランクルやプリーモ・レーヴィはナチスのアウシュヴィッツ強制収容所に送り込まれても後悔することがなかった。戦後、シベリアに抑留された鹿野武一〈かの・ぶいち〉もまた同様である。いかなる暴力も彼らの精神を抑圧することはできなかった。
今日は古谷さんの命日。たとえ親の命日を忘れたとしても私がこの日を忘れることはないだろう。もう18年も経つのか。大田区の病院へ飛んでいったのがまるで昨日のことのようだ。既に私は創価学会に対して完全に見切りをつけたが、私の過去がそれで色褪せることはない。だって面白かったからね。
尚、私に抑圧された上級幹部諸兄に対しては少々心苦しく思っている。
2015-02-20
不破哲三と言論出版妨害事件
最初に不破さんが予算委員会でとりあげたのが、創価学会・公明党による言論出版妨害です。60年代に政界に進出してきた創価学会は、批判者に対して猛烈な反撃をくわえるため、出版界でも、学会・公明党への批判は事実上「タブー」とされていました。いわゆる「鶴タブー」です。不破さんは、1時間38分に増えた予算委の総括質問で、学会批判の本の出版妨害のくわだてに政権党幹事長まで加わった最新の事件を取り上げ、徹底的に追及しました。これが、大きな転機となって、池田大作会長(当時)が謝罪の講話を発表し、「政教分離」を公約するところまで追い詰めたのです。
【しんぶん赤旗 2015年2月19日】
独善的な論調が聖教新聞とそっくりだ。
2015-02-19
インターネットの怖さ
【重要】別サイト「ダークネス」のブログが消されました http://t.co/7sLNN84Laa
— 小野不一 (@fuitsuono) 2015, 2月 18
別サイト「ダークネス」のブログが消されました。(2) http://t.co/Xy0ioRYmhR
— 小野不一 (@fuitsuono) 2015, 2月 18
2015-02-17
公明党が突然、「大阪都」構想は「住民投票までは認める」と態度を百八十度転換
【しんぶん赤旗 2015年2月16日】
2015-02-15
2015-02-13
情報の限界性
尚、本文は「manjusaka225の仏法資料庫」からコピーさせてもらった。何と音声ファイル付き。ちょっと幼さが残るが中々上手である。私は読み方についてはかなりうるさいのだ。
日蓮のセリフはまだまだ続くが省略する。前にも紹介した通り(松葉ヶ谷草庵跡)、これが事実であったとすれば多分「下馬」の交差点での出来事と思われる。
日蓮は「神の存在」を信じていたのだろうか? それとも周囲の人々に対するパフォーマンスだったのか? たぶん信じていたのだろう。他の遺文にもたくさん書いてあるからね。
時代の制約とは具体的には「情報の限界性」を意味する。果たして日蓮の悟りはそこを超えたのだろうか? 私は超えていないと思う。超えることができていればテキスト主義には陥らなかったはずだ。テキストという伝統(=変質した中国仏教)を踏襲したところに日蓮の限界性を見る。
思いやりも本能
腱鞘炎がぶり返してきたため思うように更新できない。キーボードの叩き過ぎによるもの。ま、そんなわけでヒントだけ示しておく。指と肘の調子がよくなったら矢野本の連載を始める予定。
近代化を経ても受け継がれるアニミズム
違和感を覚える。普通の日本人ならこういう真似はしない。なぜなら樹木も我々と同じ生き物だから。近代化を経ても尚、脈々とアニミズム(精霊信仰)は受け継がれている。 pic.twitter.com/lLKSAGhBIA
— 言動力bot (@gendoryoku) 2015, 2月 12
これも日本人ならやらない。なぜというに、物を粗末にすると罰が当たるから。ここにもまたアニミズムの伝統が流れ通う。 pic.twitter.com/rnzshQeYu3
— 言動力bot (@gendoryoku) 2015, 2月 12
2015-02-12
2015-02-11
スティグマと漢字の呪能
@taka0316y7 よく読み込まれてますね。わたしゃ、ついてゆけませんでしたよ(笑)。スティグマが外的には烙印であり、内的には傷であると見つめれば、それこそ完全に自我そのものといってよいでしょう。我々は傷に注目するが、ブッダは痛みを感じる自我に注目する。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2015, 2月 9
@taka0316y7 もう一つ蘊蓄を述べると、白川漢字学では「文」という文字が刺青であるとされてます。文身(いれずみ)とも書きますからね。様々な漢字にある×印がそれです。つまり漢字の呪能はスティグマそのものの可能性がある。仏教の密教化も漢字に原因があると私は考えてます。
— 小野不一 (@fuitsuono) 2015, 2月 10
2015-02-10
募金の「見える化」
お金を出すのはいいけれど、何に使われるのか詳しく知りたい――。募金に応じるとき、自分のお金がどのように世の中の役に立つかを知りたいと思う人もいるだろう。そんな要望にインターネットを使ってこたえるシステムを愛知県立五条高校の2人の生徒が考えた。▼寄付の「見える化」だ。スーパーや書店などに、お金を収納して、いつ、いくら入ったかも記録する「募金機」を置く。寄付した人は登録番号をもらい、自分の端末で専用サイトを開けて寄付先を指定する。後日、「今月集まったお金は300人分のワクチンになりました」などと使い道が載る仕組みだ。工夫はまだある。▼サイトを運営する会社を設立し、募金機を置く店から新商品やイベントのネット広告をとって経営していく点だ。息長く日本に寄付文化を根づかせていこうという問題意識が評価され、日本政策金融公庫が主催する高校生のビジネスプラン大会で最優秀賞を獲得した。日本の高校生のベンチャー魂もなかなかのものだろう。▼「プランづくりでくじけそうにもなったけれど、学校の仲間に応援してもらい、先生も放課後に指導してくれた」。2人の話からわかるのは早い時期から起業家精神を育むことの大切さだ。政府は創業支援へ補助制度の拡充に取り組む。そうした政策も意味はあるが、起業を増やそうとするなら、学校教育の役割も大きい。
【「春秋」/日本経済新聞 2015-02-10】
・「第2回 創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」グランプリは、愛知県立五条高等学校(プラン名「バタフライエフェクト」)に決定(PDF)
2015-02-09
日蓮と空海
日蓮だって空海を批判的に継承しているところがあることを金岡秀友先生が随分前に言っておられるわけで。立正安国論なんか空海の秘蔵宝鑰の問答を意識して書いてますよ。構成といいなんといい。秘蔵宝鑰に「謗法」とかいう日蓮ワードが出てくるのを見た時にはビックリしたなあ。
— 松平俊介(東龍) (@matu2syun) 2015, 2月 7
エイブラハム・クーパー サイモン・ウィーゼンタール・センター副所長 2015.2.2
雑誌『新潮45』編集部の取材に応じ、2000年12月号にインタビュー記事が掲載された。この中で、「率直にお話ししますが、個人的に言うと、私は原爆投下は戦争犯罪だと思っていません」との見解を述べている。(Wikipedia)
・日本に圧力をかけるシオニスト組織「SWC」
自公与党、批判封殺のため最高裁への圧力発覚 政界に激震、国会で追及へ発展か
【ビジネスジャーナル 2015-02-08】
2015-02-08
教員と生徒の私的メール、14県市で禁止
公立中、高校などの教員がメールや無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使い生徒と私的なやりとりをすることを通知などで禁止する教育委員会が、埼玉、香川、大分など11県、京都、岡山など3政令市に上ることが読売新聞の調査でわかった。
生徒へのわいせつ行為で処分される教員が増えており、メールなどのやりとりが不祥事につながることを防ぐためだ。
【YOMIURI ONLINE 2015-02-08】
「禁止」という舵取りに日本の短絡ぶりが発揮されている。一種の社会的戒律といってよいだろう。日本の社会はあらゆる階層において禁忌(タブー)や不文律が網の目のように張り巡らされている。個人的には「禁止」よりも「厳罰化」が望ましいと思う。私の感覚からすれば教員と教え子の恋愛は到底考えられないが、人によってはあり得る。その自由に口を挟むつもりはない。池田の長男は関西創価高校で教員をしていた時の教え子と結婚した。激怒した池田は結婚式にも参加しなかったと伝え聞く。
現代の若者は恋愛の延長線上に結婚があると錯覚しているがそれは違う。結婚とは飽くまでも社会的な儀式――通過儀礼(イニシエーション)とさえ考えられる――なのだ。それゆえ婚前交渉はご法度(はっと)でありながら、結婚した途端「子供はまだか?」とせっつかれる。下らない風習とも考えられるし、遺伝子をのこすための智慧と受け止めこともできる。
生徒へのわいせつ行為を働いた教員は去勢して宦官(かんがん)にするべきだ。もちろん死刑でも構わない。ただし、こういうニュースが出回ると悪意ある生徒にハメられる教員が出てくることも想定する必要があろう。
2015-02-02
後藤健二のメッセージ
目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。-そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった。
— 後藤健二 (@kenjigotoip) 2010, 9月 7