2018-04-09

シンパ


 左翼である共産党・立憲民主党・社民党を合計すると11.9%になる。公明党3.5%の約3倍と考えてよかろう。この数字をどう読むか? 創価学会が言論出版妨害事件を起こし池田は謝罪記者会見を開く羽目となり政教分離を言明した。その後創価学会は「総体革命」路線に舵を切る。学生運動は分裂し新左翼が暴力革命を標榜して血腥(なまぐさ)い内ゲバや爆弾闘争が表面化した頃である。私は結果的に総体革命が失敗したと見る。もちろん司法・法曹界や官庁・学校・一流企業への浸透は創価大学を中心に一定の成果を収めたのだが、創価学会はシンパ(共感者)を広げることができなかった。

 阿部 vs. 池田紛争の直後に本尊下付ができなくなった創価学会は会友・交友運動を展開した。今から振り返るとこれが大きなチャンスであったのだが、本気で取り組まなかったのは供養(寄付金)が絡むためだろう。あそこでたとえ会員数を減らしても会友・交友を増やしていれば全く新しい地域貢献の形も見えたのではあるまいか。

 シンパには自主性がある。しかも自分の信念や信条とリンクすれば共感(シンパシー)は長期間にわたって持続する。信仰と思想を比べれば一般的には信仰の方が強いと考えられているが、創価学会の場合は世俗に傾きすぎて哲学的な深みを欠いている。コミュニズムのような具体的な青写真がないのだ。広宣流布とはただ単に学会員の数が多い状態で、社会が具体的にどう変わるかというモデルを提示することなく、政策すら不問に付しながら、執拗な投票依頼を行ってきた。

 結局、創価学会系の雑誌に登場するのは左翼あるいはシンパともいうべき人物が多く、逆手を取って利用されているような節すら窺える。