日本共産党のパンフレットによれば、党員は入党したら、地域・職場・学園の支部に入り、以下の4つのことを大切にして活動する、とある。
(1)支部会議に参加する
(2)実収入の1%の党費を納める
(3)「しんぶん赤旗」日刊紙を読む
(4)学習につとめ活動に参加する
「この4つの原則が、他党の真似できない日本共産党の強さの源泉といえます(略)。
入党すると、支部に入り、実収入の1%の党費を納め、『しんぶん赤旗』を購読します。日刊紙3497円、日曜版930円(2018年までは823円)。両紙で4427円です。(略)
党費は、実収入の1%なので年間の実収入が100万円なら1万円、500万円なら5万円で、自民党の党費は一般党員で年額4千円なので、負担はかなり大きいといえます」
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ウーム、創価学会員と比べれば1/50か1/100といってもよいレベルである。私の青年部時代だと1日の予定は三つから四つはあった。会合が3本立てということも珍しくない。財務については皆、年収の1/3、1/4はやっていた。1/2.5という猛者もいた。聖教新聞の購読は2部。これは切り抜きをするためだった。私は3部以上の購読はしたことがないが、地域によっては支部長クラスになると10部、20部のマイ聖教を強要されるところもあったと聞く。
機関紙誌・書籍で年間200億円前後の売上高──。
日本共産党の「商売」は、ちょっとした地方新聞よりも規模が大きい。しんぶん赤旗の発行部数は約24万部だというが、たとえば神奈川新聞の売上高は約85億円、発行部数は23万部だそうだ。日本最大の地方紙は東京新聞だが、発行部数は55万部ほどだという。「しんぶん赤旗」の発行数はその半分に迫っている。
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聖教新聞の発呼部数は公称550万部で朝日新聞(558万部、2019年上期)とほぼ並んでいる。「購読料が月額1880円なので、それだけで年間売上高は1000億円をゆうに超える」(特別レポート 第3部 立正佼成会 第4部 宗教団体ランキング こんなに変わってたんだ ニッポンの巨大宗教団体(2013)信者も知らない内情(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(3/6))。加えて大百蓮華、創価新報、高中小学生新聞、幹部用小冊子、更には池田大作全集、池田の新刊著書、スピーチ小冊子などが加わる。民音チケットや文化手帳の販売も大きな収益となっていることだろう。そしてダメ押しが墓地販売である。1980年代から財務は1000億円以上が集まるようになり、最盛期は3000億円といわれる。「驚異 総資産10兆円、年間収入4000億円 驚くべき創価学会の経済力の全貌 《創価学会の経済力》」と『週刊ダイヤモンド』が報じたのは2004年のこと。
10兆円なら年利1%でも毎年1000億円の利息となる。これだけでも大手企業の純利益と遜色がない(業績ランキング - 売上高順 981~1000位 | Ullet(ユーレット))。で、1%の運用なんてあり得ない。資金が巨額であればあるほど利回りは高くなるのだよ。ユダヤ財閥の場合は最低でも年利20%の運用といわれている。
聖教新聞の配達が外部委託された事実は、新聞配達に功徳がなくなったことを意味する。だってそうだろ? 功徳があるなら皆で奪い合いになるはずじゃないか。そろそろ財務にも功徳がなくなることだろう。
尚、福冨健一の著書は『日本共産党の正体』よりも『共産主義の誤謬 保守政党人からの警鐘』の方が評価は高い。