2020-02-26

AERA連載「池田大作研究」に抱いた、拭い切れぬ違和感

 この連載を現在出たものを通して見る限り、「方法論」に大きな問題を抱えているように思えてならない。それは『池田大作全集』を中心とした教団の公式刊行物をソースとし、それによって創価学会の「内在的論理」をつかむことができるという前提に立っている点だ。

藤倉善郎:ハーバー・ビジネス・オンライン

 正論だ。茂木健一郎と時を同じくして佐藤優は各界のそこそこ著名な人物と精力的に対談を行った。ちょうど茂木・池田の往復書簡が発表された頃だ。佐藤が近づいたのは一定のコアなファンを持つ人々で、巧妙な間接的アプローチともいうべき策謀であった。彼は現在、チュチェ思想(北朝鮮の金一族を崇拝する思想)を信奉する日本人グループのリーダーともつながっている。

 元々ロシアの大学教員を務めたほどの人物だから、「現代の尾崎秀実〈おざき・ほつみ〉」という私の見立てもそれほど的外れではあるまい。しかも創価学会は創価学会でその運動論はほぼ共産主義のパクリで、日本共産党が浸透している可能性も否定できない。更に阿部vs.池田紛争以降はチュチェ思想的な色彩を強めている。イデオロギーは異なるのだが不思議なほど親和性がある。

 2年ほど前に安倍首相が改憲について具体的な意見を表明してからというもの、左翼の焦燥はメディアをも巻き込んで倒閣運動に舵を切った。佐藤優といえば沖縄と北海道(鈴木宗男のコネクション)で影響力が強い。沖縄と北海道は中国資本が席巻している共通点もあるが、それ以上にチュチェ思想が浸透していて琉球独立派とアイヌ人権派は完全に結託している。

 佐藤がどのような「南進」を叫ぶのかはわからぬが、ゆくゆく明らかになることだろう。もちろん騙される自由はあるし、騙されるのも勝手だ。ただ一応私の老婆心を示しておくよ。