これはできない。/正座の正しい座り方って⁈ | 【岡崎・安城】猫背矯正コーチ~手の温もりで家族を笑顔に~ https://t.co/kkkhczr8Li pic.twitter.com/jJerfLqSsq
— 小野不一 (@fuitsuono) October 16, 2019
投稿タイトルが重言(二重表現)でないことを祈りつつ。確か高校の柔道の授業で教わったと記憶しているのだが「足を重ねる正座は誤りである」と知った。それから重ねた足を並べるのに3ヶ月ほど要した。完全に慣れるまでは半年から1年ほどかかった。踵(かかと)をピッタリとつける正座を初めて知った。直ぐにやってみたができなかった。こむら返りを起こしそうになる。3日間ほど続けると少しできるようになった。これは効く。
ヨガは坐法を極めたものだ。昔、掲示板で鎌倉時代の座り方は正座ではないと教えられ吃驚仰天した覚えがある。胡坐(こざ、あぐら)か結跏趺坐あるいは片膝を立てる座り方であったようだ。武士の場合、胡座(あぐら)の姿勢で足の裏を付けていたらしい(ヨガのバッダ・コーナアーサナ〈合蹠のポーズ〉)。畳が庶民にまで普及したのは江戸期以降のこと。とはいえ正座という表現からも明らかなように我々の思考回路だと胡座は行儀が悪く感じてしまう。かつて健康に悪いとされた正座であるが、現在ではO脚矯正の効果あるとして持てはやされている。
「行儀は本尊の御前にして必ず坐立行なるべし」(古写本・日興筆 神奈川由井氏)を正座と思い込むところに思考の陥穽(かんせい)がある。まして「助縁には南無釈迦牟尼仏」と唱えていない不思議を思うこともない。