2019-09-28

日本の英霊を敬う外国人

 閣僚の靖国参拝にケチをつける創価学会は消極的な反日勢力といってよい。その結果として公明党は左翼と親和性の高い政策しか提示できない。外国人参政権に対して池田が賛成を表明した時、憲法学者の小林節〈こばやし・せつ〉が猛然と批判を加えたが、これを支持する学会首脳の不在が公明党の進路を誤らせたといっても過言ではない。

 尚、私が「海ゆかば」を知ったのは3年前のことである(毛利恒之著『月光の夏』)。戦時中、第二の国歌として突撃前に歌われた名曲だ。日教組の影響が濃い北海道で育った私は天皇陛下とも日本の伝統とも長らく無縁であった。返す返すも悔やまれてならない。戦局が行き詰まる中で日本の若きエリートは特攻隊となって散華した。そんな彼らを戦後の日本人は「無駄死に」と嘲笑った。特攻隊による攻撃がダメージを与えたことは後に米軍が公開した。アメリカが映像を記録していなければ特攻隊の姿を日本人が知ることはできなかったに違いない。米軍は戦慄した。そして九州上陸を躊躇(ためら)った。特攻隊こそが本土を守ったのである。






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毛利 恒之
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