2017-07-25

活動家という言葉は地に堕ちた


 もはや活動家という言葉は地に堕ちた感がある。旗を掲げ、用意されたプラカードを持ち、教えられた言葉を連呼する様が創価学会とそっくりである。左翼が唱える平和は日本が戦争をできない状態を維持するところに目的があり、中国や北朝鮮を利する行為である。昨今の安倍政権に対する偏向報道もメディアに巣食う左翼勢力と在日朝鮮人の影響が大きい。池田が考えた総体革命とはかような姿を目指したものだろう。

 もう一点老婆心から申し上げると、創価学会および公明党は日本の近代史をしっかりと学び直すことだ。21世紀に入り、テロをきっかけに国際主義から保護主義の傾向が強まっている。確固たる国家観を有することなく外交・安保の責任を負うことは困難だ。具体的に言えば閣僚の靖国参拝を認めるべきであり、公明党代議士や学会幹部も率先して参拝すべきだ。北朝鮮による拉致問題は憲法9条があるために起こったといっても過言ではない。公明党の政治家は当初何もしなかった。被害者の中に学会員がいたにもかかわらず。

北朝鮮による拉致被害と公明党

 つまり創価学会が説く世界平和とは拉致された国民すら救うことのできないレベルなのだ。創価学会は世界戦略のためにパレスチナ、ルワンダ、チベット、ウイグルなどの問題については沈黙を保ってきた。スパイマスターの周恩来からすれば池田を丸め込むことなど赤子の手をひねるに等しかったことだろう。

 日蓮の遺文を見る限り神道を否定した形跡はない。神道は日本の文化である。『世界!ニッポン行きたい人応援団』(テレビ東京)を視聴するとよくわかるが、相撲・弓道・合気道・競技かるたなどを愛好する外国人の面々は躊躇(ためら)うことなく神社に参詣している。それどころか四国八十八ヶ所を巡礼した外国人まで登場した。

 また日本の成り立ちを知れば知るほど天皇陛下を中心としたあり方の重要性がわかる。「中国三千年の歴史」といった馬鹿げた言葉があるが、中国の歴史はまだ70年にも満たない。その前の中華民国は30年で、清(しん)が300年である。そもそも「中国」などと呼ぶからややこしくなるのだ。歴史的・地理的にはシナと称するのが正しい。シナは王朝国家であるゆえ歴史が完全に断絶している。

 牧口は大東亜戦争にあって一宗よりも一国が滅びることを憂えた。戦後、戸田は国士の育成に心魂を傾けた。確かな国家観を持っていた証左である。